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NOside(続き)
しばらく沈黙が続いたあと、やはり口を開いたのはグルッペンだ
涼しい表情は崩れること無く、トントンに向けられている
なるほど、と言う風に顔を傾けると
gr「お前にとっての普通とはなんだ？」
そう問いかけたのだ
当然のことながら、周りは驚いている
彼らの頭に浮かぶ”普通の生活”は、言葉にしなくても一致していたのだから
しかしグルッペンの顔は変わらない
その質問をしたことは当たり前だと言わんばかりだ
あぁ、こういう奴やったな…なんて思いつつ、トントンはその問いに答えようと口を開く
だがそれは無意味に終わった
gr「確かに、城下町の人間のようにのんびり暮らすのがお前の言う”普通”なのかもしれん
だが実際、お前がそれを普通だと認識し始めたのは俺と出会ってからだろう？……元･山賊リーダー」
tn「………！」
em「え……」
ci「山賊って…トントンが！？」
ni「……そういえばそうだったな」
gr「山賊の子供として生まれ、人からものを奪って生活することが普通だったのだろう？」
tn「…ｯそれは！昔の話や！………今の俺が言う普通は、皆となんら変わらん」
トントンは目一杯にグルッペンを睨みつけるが、まるで相手にされず
では次に、と言って再び質問した
gr「……お前にとって、我々国はどんな国だった？」
tn「どんなって……そりゃ、大事な…自分の居場所………やった…けど…………」
gr「それなら、何故拒む必要がある？居場所なんだろう？」
そう言われると、トントンは黙り込んでしまった
彼にとっても皆にとっても、我々国は大切な居場所であったことに変わりはない
だが、それは仲間が…皆がいるからこそであった
今なら全員が揃っている
それなら、わざわざ目が付けられるようなことをせず、静かな幸せを噛み締めたいのがトントンの本音であり
長年の付き合いであるオスマン、シャオロン、兄さん、ゾム……もちろんグルッペンも
それは感じていることであった
gr「……我々国は…俺にとっては家だな」
ht「家？随分と大きいね」
gr「何言ってるんだ、まだまだ大きくなる予定だったゾ！……だが、一瞬で無くなってしまった」
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おつきみ(プロフ) - みつむさん» ；； (2021年2月10日 1時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
みつむ - 193話...号...泣......... (2021年1月18日 19時) (レス) id: 7e50eb1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 米さん» Twitterにてﾛ兄鬼や異世界の漫画を描いているので技術的には問題ありませんが、流石に…ね………(察して下さい(泣)) (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 小説だけでいいんですか…？まあ、そんな簡単に作れるとは思っていません。せめて、夢の中でみれるといいなあ…。 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
米 - 設定がすごいしっかりしてて絶望する米です。いよいよ4まで来ました〜！そろそろクライマックス？それともまだかな？まあいいでしょ。まさかの展開に絶叫&発狂しました〜笑（心の中でね）米、思いました。漫画&アニメ化してほしい、と。これほど素晴らしい作品 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年9月9日 14時
