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ペ神side(続き)
ut「……ペ神は、Aの今まで…知っとる？」
ps「え………」
いきなりそんなことを聞かれて、驚きが隠せなかった
知らない、なんて言えなくて
事実、俺はAの過去を本人から聞いている
珍しく弱々しかったあの声も、こちらに全く目を合わせまいとするあの苦しそうな顔も
全て
覚えている
ps「…知ってる」
ut「家族を……撃ったって」
ps「全部、知ってるよ」
あまりにも重たい言葉だ
”家族を撃った”…なんて
誰でもあり得るようなことじゃ無い
ps「……それが、どうかしたの？」
俺がそう問うと、大先生は再び言葉を探すように黙り込んでしまった
しかし、すぐに口を開いた
ut「……随分と長く重いもん背負って生きてきたわけやんか」
ps「…そうだね」
ut「俺達が、軽くしてやれへんかな」
ps「……！」
ut「俺やったら多分…独りでいたらずっとそのことばっかり考えてまうんよ
でも、誰かしらが隣におったら…心持ちが全然ちゃうやろ」
そう言うと、大先生は自らの膝に体重をかけるようにして頬杖をつく
空いたもう片方の手で、優しくAの髪を撫で上げた
ut「赤い髪も、今回に限らず悪い奴らに目ぇつけられまくりやったやろうし……気を休められるような場所が無かったと思うねん
その場所に、俺達がなってあげることは出来ひんのかな」
冷たいイメージを与えるその青い目は
これ以上とない温かい目で、Aを見ていた
ps「まさか、大先生がそんなこと言うなんてね」
ut「どうやろ…シッマが言った方がレア度高そうやで」
ps「ふふっ……確かに」
……ま、俺が寝てる間に看病頼まれてくれてる時点で………って感じだけどね
ps「なってあげたら良いんじゃない？……Aの気が少しでも休まるような場所に…さ」
ut「皆はどう思っとるんやろ……反対されたらキツいな」
ps「まさかw」
そんな冷たい奴らじゃないから
俺は彼らのいる場所を、自分の”帰るべき場所”にしたんじゃないか
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おつきみ(プロフ) - みつむさん» ；； (2021年2月10日 1時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
みつむ - 193話...号...泣......... (2021年1月18日 19時) (レス) id: 7e50eb1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 米さん» Twitterにてﾛ兄鬼や異世界の漫画を描いているので技術的には問題ありませんが、流石に…ね………(察して下さい(泣)) (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 小説だけでいいんですか…？まあ、そんな簡単に作れるとは思っていません。せめて、夢の中でみれるといいなあ…。 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
米 - 設定がすごいしっかりしてて絶望する米です。いよいよ4まで来ました〜！そろそろクライマックス？それともまだかな？まあいいでしょ。まさかの展開に絶叫&発狂しました〜笑（心の中でね）米、思いました。漫画&アニメ化してほしい、と。これほど素晴らしい作品 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年9月9日 14時
