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NOside
”赤い髪を持つ者なんていない。いるならきっとそれは、悪魔や死神の仲間に違いないのだ。
そう言って、男は俺を睨みつけてくる。
その考えが正しいとは思えなかったが、間違っているとも思えなかった。だから何も言えなかった。
俺のような悪魔を産んだ母を魔女だと言い、魔女である母と体を交わせた父も魔女と同じだと言い
その血をひく妹も、魔女だと言ったのだ。
それでは、俺は一体何者なのか。
その問いには答えず、男は再び俺に家族を撃つよう命令した。撃ちたくない、という答えは変わらないのに。
男はこう言った。
撃たないのであれば、お前を殺すと。
それで構わなかった。それで、家族が助かるのならそれが良かった。
でも、両親は違った。
俺を助けるために、両親は黙ってムチを打たれ続けていたのだ。
しかし、妹は違う。まだ幼い妹が、兄のために死ぬなんて決断が出来るわけがない。
それでも両親は、最後の力を振り絞って撃てと叫んだ。
撃った。
両親の思いを無駄にしてはいけないと思ったから、俺は撃つことを選んだ。
泣きじゃくる妹でさえ、撃ち殺した。
眉間に1発。ただ、それだけで人は死んでしまった。
何度もあの日のことが夢に出てくる。決して変えられない過去、逃げられない罪を背負い続けるのだ。
人に銃を向けることは容易い。でも、もう2度と誰かの眉間に弾をこめることは無いだろう。
殺すことが、怖いからだ。
しかし、忘れるなA･スカーレット”
rbr「”己の罪を”」
gr「………最後に、Aの家族と思われる写真が挟まっていた
殺されたすぐあとのようだった……流石に、見せる気にもならん」
グルッペンはそう言うと、ロボロに向き直る
gr「………すまなかったな」
rbr「………………」
ロボロは何も言わず、本をグルッペンに渡した
彼が何も言わないのはグルッペンへの怒りによるもので無いことは明らかだ
食堂に、再び沈黙が走った
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おつきみ(プロフ) - みつむさん» ；； (2021年2月10日 1時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
みつむ - 193話...号...泣......... (2021年1月18日 19時) (レス) id: 7e50eb1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 米さん» Twitterにてﾛ兄鬼や異世界の漫画を描いているので技術的には問題ありませんが、流石に…ね………(察して下さい(泣)) (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 小説だけでいいんですか…？まあ、そんな簡単に作れるとは思っていません。せめて、夢の中でみれるといいなあ…。 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
米 - 設定がすごいしっかりしてて絶望する米です。いよいよ4まで来ました〜！そろそろクライマックス？それともまだかな？まあいいでしょ。まさかの展開に絶叫&発狂しました〜笑（心の中でね）米、思いました。漫画&アニメ化してほしい、と。これほど素晴らしい作品 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年9月9日 14時
