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玄関から銃声が聞こえた

グルッペンにもしっかり聞こえたのだろう……すぐに俺から手を離し、ドアノブに手をかける


俺もそれに続くように腰から拳銃を取り出し、ドアに近付いたが



それは、グルッペンによって止められた




gr「……お前は出るな」

『玄関にはひとらんがいるはずだ、放っておけと言うのか』

gr「俺が行く」


銃を渡せとでもいうように手をこちらに差し出してくるグルッペン

……ここで揉めていても仕方がないか




俺は大人しくグルッペンに自分の銃を渡す

もちろん武器庫に行けばもっと銃もあるのだが、この状況で武器庫に向かう時間はない


護身用に全員にはナイフを持たせている……が、今はナイフは役に立たないだろう







gr「絶対にお前を守る…だから、ここで待ってろ」

『……もしものときは出るからな』

gr「…………………」



念を押すように俺を睨みつけたかと思えば、グルッペンは一気にドアを開けた

俺は相手から見えない位置にかがみ込み、向こうの状況を確かめる









 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
『………!』

玄関の床に

赤いものが広がっているのが見えて


それが誰のものかなんて、考えるまでも無かった









gr「ひとらん………!」

ht「……ッ」


グルッペンが辺りを警戒しながらひとらんに駆け寄る

自分もすぐにそうしたかったが、再び聞こえた音がそれを止めた









 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
バンッ バンッ




今度は、食堂からだ

2発分の音がした





………まずい

グルッペンが言っていた通りであるならば

それか、ロボロの予想があっているならば









どちらにせよ、相手が敵であることには変わりない

彼らの身を預かっている者として、これ以上危害を加えさせるわけにはいかないだろう


グルッペンの警告を無視して、俺は部屋から出た









 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
gr「A!」


バンッ









 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
腹部に痛みが走った

それと同時に、体の力が抜けていく


そのあと、何発もの銃声が聞こえ




意識が途切れた

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おつきみ(プロフ) - みつむさん» ;; (2021年2月10日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
みつむ - 193話...号...泣......... (2021年1月18日 19時) (レス) id: 7e50eb1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 米さん» Twitterにてロ兄鬼や異世界の漫画を描いているので技術的には問題ありませんが、流石に…ね………(察して下さい(泣)) (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
- 小説だけでいいんですか…?まあ、そんな簡単に作れるとは思っていません。せめて、夢の中でみれるといいなあ…。 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
- 設定がすごいしっかりしてて絶望する米です。いよいよ4まで来ました〜!そろそろクライマックス?それともまだかな?まあいいでしょ。まさかの展開に絶叫&発狂しました〜笑(心の中でね)米、思いました。漫画&アニメ化してほしい、と。これほど素晴らしい作品 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おつきみ | 作成日時:2019年9月9日 14時

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