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毎日馬に乗って、宿を取って

時には野宿をして



気付けば目的地手前まで来ていた



『予定通り…だな』

zm「……あれがα国……」

shp「…とりあえず、行きましょう」


少し声のトーンが低くなったゾムを制しつつ、俺達は国の中に足を踏み入れた









幸いにも国民に顔が割れているようなことは無かったようで

すんなりと中に入ることが出来た


道中も変な奴らに絡まれたりしなかったので、良い調子だろう





zm「はぁ〜……コイツらに罪無いんはわかっとるけど、やっぱりなんか嫌やな」

『仕方がない…そういう時代だ』



我々国の国民は皆殺しにされてしまったのだろうか

幹部であったゾム達が歩いていても、特に誰も何も言わないためそう思った



……もし、そうなら

どれだけ残酷なことだろうか


shp「………大丈夫ですか?」

『……あぁ』



ここにいると人混みに酔いそうだ

そう思い、宿屋に足を進める


今日すぐに行かずとも、明日行けばいい

…………と、思いたいところだが








zm「…………」

shp「…………」


2人の目線の先には

政府の城があって





きっと彼らは、今すぐにでもそこに向かいたいのだろう

俺は小さくため息をつき、城へと足を向けた









 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
「何かご用か?」

『A・スカーレットだ

 この間の戦争の件で話をしに来た』

「…身分証を」



言われた通り身分証を見せると、帽子を取るように言われる

…あまり見せたくはないが


大人しく帽子を取れば、門番は呆気に取られたような顔をしている

まさか、赤髪だとは思わなかったんだろう




しばらく俺を見つめたあと、どうぞ、と言って通してくれた


「……こちらのお2人は?」

『連れだ…悪いが彼らは身分証を持っていなくてね

 あまり良い身分では無かったようだから…』


「…左様ですか」




門番がペコリと頭を下げると、門が開いた

どこかで何者かが見ているのだろう


俺は2人を連れ、城の敷地内へと足を踏み入れた

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おつきみ(プロフ) - 米さん» ありがとうございます……えへ (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - KAINkunさん» 修正致しました。ありがとうございます! (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
KAINkun - 141ページの「予備」の字が「呼び」になってますよ (2020年11月7日 15時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
- 朝起きて着替えもせず、すぐにこの小説を読んでしまう、米です!何故こんな素晴らしい作品を作れるのですか…?!おつきみ様の作品…神…!!!! (2020年7月5日 9時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - あららさん» 毎日!?ありがとうございます… 小説を書くコツは、自分も素人なのでこれといって思いつきませんが、色々な方の小説を読んで日々学習しています!お互いに楽しみながら頑張りましょう……! (2019年8月28日 11時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おつきみ | 作成日時:2019年8月15日 11時

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