【wrwrd!】負けた彼らは買われた(軍パロ)

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ぺ神side



グルッペン･フューラーの今の状態に関する情報を出来るだけ集めて欲しい

……か



なかなか無茶なことを言ってくれるもんだ

この1ヶ月……必死に探して、探し続けて…やっと皆を見つけたというのに




ps「……そういうところも、なんかグルッペンに似てるんだよなぁ〜」


ね？なんて言って馬の背中を撫でる




………まぁ、もとから探すつもりだったから全然問題ないけどね

逆にAはどうしていきなりあんなことを言い出したんだろう？

いくら優しいからといって、あそこまで世話焼きでも無かったと思うけど……？




それに…多額の借金

Aが随分と簡単にお金を出してしまったからビックリした…あんなにお金持ちだったとは知らなかったし


正直言って、今の俺の全財産では払いきれないと思う





それでも

皆を助けることが出来るのなら……俺は身を削ってでも、手足を切り落としてでも


借金を全て返して…皆を本当の自由にする







もう2度と、ツライ思いを……させるつもりは無い

だからこそ、今は出来ることからだ





ps「……皆、待っててね」




今度こそ、力になってみせるから









「……！おや、旅の人」

ps「…？えぇ、俺？」

「そうじゃよ、お主じゃ」



どうやら俺がすごい険しい顔をしていたようで、ご老人が声をかけてくれたようだ

……早く仕事に行かないと行けないんだけどなぁ……！




「ほっほっほっ、短気は損気じゃよ」

ps「はぁ」



ニコニコと老人はこちらを見ている

特に用がある……というわけでも無いらしい



少し話を聞けば、占い師なんだとか






ps「…ここで商売を？」

「いやいや、ただの老いぼれじゃ……こんなもので今時食っていけんからのぅ」


……なんなんだ！じゃあ！






「そなた……これから探し物をするのじゃろう？きっと大変じゃろうて

　でも心配するでない……意外と近くにあるものじゃ」


ps「……！それは…占いですか？」

「どうじゃろなぁ」






ほっほっほっ、と楽しげに笑ったかと思えば

ゆっくりと俺の来た道を歩いていってしまった







ps「……なんなんだ？あの人……」

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