【wrwrd!】負けた彼らは買われた(軍パロ)

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トントンside(続き)


……よくよく考えると、この人と1対1で話すなんて初めてや

緊張する…というか、気まずいというか………



悪い人や無いとは思ってても、どこか警戒する自分がいるのも確か

あまり気が抜けない






『……君の』

tn「？」


『…君の、瞳は………赤いんだな』

tn「え……？」






じっとこちらを見るなり、スカーレットさんがそう呟いた

目……？そんな気にしたこと無かったけどなぁ……


なんとなく目を離せなくて

見つめ合う形になってしまったのは少し気まずい






『………いや、すまない

　思い出に浸っていただけだ』


tn「…さいですか……」



我に返ったように顔を逸らされる

……なんで、そんな悲しそうな目をするんや



『今夜も寒い…寝られないのなら、中でホットミルクでも飲むと良い』

tn「え、あ……はい」

『…ついでに、話し相手になってはくれないか？』






そう言うと、屋敷の中へと入るよう促される

確かに外は寒かったので、言われた通り中に入れば扉に鍵をかけた



一応戸締まりはちゃんとしてるんやな





少し見慣れてきた食堂に着けば、スカーレットさんはキッチンへ

しばらくして、2人分のホットミルクを持ってきてくれた


…居候に対して、随分と親切な人や






tn「……髪」

『…？あぁ、珍しいか？』

tn「ええ……とても」



カップに口を当てる姿をガン見してしまって、挙げ句の果てには声がこぼれてしまった

白いカップと赤い髪がよく映える




『昼頃、エーミールにも髪のことを言われたよ……主に長さについてだったがな』


……そういえば、今日はあまりエミさんのこと見ぃひんかったな


tn「今日の午後はどこにいらっしゃったんですか？」

『資料室だ』


tn「資料室？」







渡された紙に、そんな部屋描かれて無かったけどなぁ……

わざと描かんかったんやろうか



tn「俺達は入ったらアカン部屋ですか？」

『いや……基本屋敷の中と周りは自由にしてもらって構わないが……？』


tn「え、エエの？」

『あぁ』






……！しまった、思わず敬語抜けてもうた……！

気に触ったんとちゃうか…！？







tn「あ、あの…今のは……！『いや、いい』！？」


『エーミールから聞いたが、どうもそちらの方が年上なんだとかな

　年功序列…というわけでも無いが、敬語はよしてくれ』

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