【wrwrd!】多分俺がヒロインです(男主)

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『はい、ビール3つに烏龍ハイ2つですね』


慣れた手つきで注文を聞き、すぐに厨房へと戻る









大学生になってから、俺は居酒屋でバイトを始めた

もう1年半くらいやってることになるかな



今日も繁盛してるので何より









？「あ、A君や〜」

？「お疲れさん」

？「3人なんやけど入りそう？」


『3名様ご案内で〜す』








そして来ましたメインキャラクター



ゾムさん、ロボロさん、鬱さんだ









いつもならもっと大人数で来るのに、今日は3人とは珍しい

また食害ツアーかな



『いつものですか？』

zm「おん！」




元気に返事をするゾムさんの後ろで、鬱さんが苦い顔をしているのは

……まぁ、気のせい気のせい




3人とも普通に社会人で、社畜さんなんだとか









よくよく考えると、メインキャラクター社会人だらけなんだが

俺まだピチピチの大学生だよ？大丈夫かこの世界









………いやまぁ、俺がさっさとヒロインポジから降りればどうでもいいことか

きっと本当のヒロインの子は社会人なのだろう



なんて考えながら、先程の注文の品を客に出す

早く出さないと暴れ散らす人居るから怖いよね〜……









「おいおい！俺の酒はまだかよぉ！？」









はい来ました〜迷惑なお客様1名入りま〜す

やめて下さいホント(切実)





「おいアンタぁ…早よ持ってこんかい！」


そう言っておっさんが近くに居た俺の胸ぐらを掴んでくる

痛い痛い！酒入りすぎだろ!!!!!









『お、お客様申し訳ございませんが……順番ですので』

「知ったこっちゃないわ！」



いや知っとけよ

お前あれだろ、駅のホームで並ばずに割り込んで乗車するタイプのやつだろ

歩きスマホと同じくらいタチ悪いわ









『すぐにお持ちしますので、手を……』


離して下さい

そう言うつもりだった









？「おい、やめとけ」

「あ？んだとテメェ」









gr「傷害未遂、脅し……それに周りの客にも迷惑だ

　 通報されたくなければやめておけ」









ここでまさかのメインキャラクター7人目登場

グルッペンさんだ

相変わらず貫禄が凄いですね、怖いですね！





「………ﾁｯ」






舌打ちをしたあと、その客は俺から手を退け

大人しく席に着いた









うわぁ居心地悪そ〜

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