【wrwrd!】年下の彼らの面倒を見る(男主) (ページ6)

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醤油が切れてたらしく、別室から新しい醤油を持ってきたグルッペンが沈黙を破ってくれた

…マジで助かった

これほどまでにグルッペンに感謝したことは無い

むしろ今日が最初で最後かもしれない

そう思いながら少年が出してくれた皿にパスタを盛りつけた

『「「いただきまーす」」』

賞味期限切れ寸前の材料の有り合わせだが、まぁまぁだろ

横目に2人を見れば、美味しそうに食べていた

『(良かった)』

グルッペンが小食だから細めなのはもともとだが

更に心配だったのがグルッペンの友達の少年

トントンと言うそうだ

富田林(とんだばやし)からとって、トントン

身長はグルッペンより小さく、半袖のTシャツから伸びる腕はやけに細い

食べっぷりから見るに

『(小食…では無いよな…？)』

グルッペンが食べきれなかった分も食べているトントン君

普段からこんだけ食ってれば細いわけが無い

ギャル曽○みたいな体質なのかもしれないけど

『「「ごちそう様でした」」』

お皿洗いくらいさせて欲しいと願い出るトントン君

偉い

グルッペン、お前も見習え

『ありがとう

　じゃあ、俺が洗剤で洗うから、トントン君は水で流してくれる？』

調理実習とかもやったことあるんだろうが

さすがにまだ包丁とか持たせるの怖いし

tn「はい！」

はい良い子

素直だわ…マジで

まだ大人の汚いところを知らない

純粋な目