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吉沢亮の思い出 の続き


「やっぱりここのロイヤルミルクティーがいちばんだ〜!」
きらきらした目でシロップを足しては飲み足しては飲みを繰り返している目の前のAを見やる。

好みの甘さになったのか、とろっとしたシロップが未だなみなみ入った容器をテーブルの端に置き、紙ナフキンで垂れたシロップを拭いていた。

テーブルがべとべとになっても店員さんに拭いてもらえばいいのに、こういうところも謙虚だ。俺はAのこういうところに惹かれたのかもしれない。

役を演じてるとき以外では人の目を見るのが昔から苦手なのだというAは、俺より人見知りだと思う。

さっきから目の前には、メニューを見て、シロップを入れて、ストローを触っている彼女の姿。
普段からぱっちりした目を強調させているまつげはラインを引かなくてもいいほどに茂っていて、まるで人形のように長い。ぱちくり瞬きをしている伏目がちなAを見て、ふと俺はスマートフォンを取り出した。

「Aとデートしてるなうに使ってもいいよ〜の写真」
「え?」
「ツイッター載せちゃう」
「へ、ちょっと!」





「それにしても、なんで大阪に帰ってること知ってるのかなって思ったら、まさか百田がわたしのスケジュールを横流ししてたなんて」
ストローで氷をつつきながら、でも、と続けたA。

「わたしもテレビ見て、亮ちゃんに連絡しようか悩んでたの」と言うので、そんな一言で簡単に嬉しくなった俺は少し弾んだ声で「そうなの?」と聞いてみた。
すると目の前のAは、「ひさしぶりに会えてうれしい」と照れくさそうに笑った。

「…はあ〜〜〜〜〜〜〜〜」
大きなため息をつくと、あんまり俺に目を合わせないAがぎょっとしたような顔でこっちを向いた。どうしたの?と顔に書いてあるのが見えるようだ。そういう顔をしてる。かわいいなあ、と思った。言えないけど。

「俺やっぱりA好きだなあ…」
「うん?ありがとう」
ずぼぼぼ、と音を鳴らしてミルクティーを飲み干したAは不思議そうに首を傾げていた。



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りな - 説明文と設定読んでからAスタの最後の所の話の繋げ方が考えられてて感動してなんか鳥肌立ちました!お亮との絡み待ってます!頑張ってください! (5月26日 12時) (レス) id: 15191b8c37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:江中 | 作成日時:2019年5月25日 19時

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