くまのぬいぐるみ【Nozomu.K】

子どものように ページ17

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2人でベッドに入る。
もうそれが3日目にして当たり前みたいになっていて、今更抵抗するのもおかしい気がして止めた。




「今日は楽しかったな、」



「そうやね、のんちゃんが楽しかったなら良かった。」





のんちゃんに自然と腕枕をされながらの会話。



お互いに白い天井を見つめていて、視線が合わさることはないけど。






「そういえばさ、ご飯作るって言ってたけど、ご飯なんて作れるん？」



「え？作れるわ！」



「や、だって、ご飯作ったことないやんね？」



「それは、Aちゃんが料理作れる人がタイプって言ってたからさ、」






神様に料理出来るようお願いして、ある程度は作れるようにしてもらったし、Aちゃんのとこ来るまでに練習したしな、





あまりの熱弁に思わず笑ってしまった。






「というか、なんで私のタイプ知ってんの？」



「それは、Aちゃんが友達、家に呼んだ時にめっちゃ女子トークしてて、その時に話してたの聞いてたからな、」





なんやそれ、ちょっと気持ち悪





なんて笑いながら言ったら、


俺頑張ったのにぃ


と甘えた声で擦り寄ってきたから、思わず照れて離れると、のんちゃんは余計に甘えてきて、2人していつの間にか子どものようにじゃれ合っていた。






「…っふ、もう、なんやこれ、笑」




思わず吹き出して笑うと、のんちゃんもつられて笑って、自然と笑顔になっていた。







「もう、Aちゃん素直やないわ。笑」





なんて、そのままむにゅーっと顔がつぶれるくらい、顔を両手で挟まれる。

んー、と唸ってみても手は離してくれなくて、むしろ力が強くなって、




「…可愛い」





不意打ちな言葉に「へ？」と戸惑っていると、



ちゅっと音をたてながら可愛いキスをされた。








「あー！顔真っ赤や！」




笑いながら私を見るのんちゃんに、怒る気にもなれなくて思わず私も笑ってしまった。






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