好きでこうしてるわけじゃないから【ころん】

Part2 ページ3

Aside

ガラガラー(ドアを開ける音)

『みんなぁ〜！おっはぁ〜！今日もみんなのアイドル、Aちゃんだぞぉ？』

モブ子「うっわ………キモッ」

モブ美「何こいつ、」

モブ男「自分が可愛いとでも思ってるんじゃね？wwww」

モブ野「どーせ、メイクで誤魔化してんだろ？wwwwブスがw」

モブ美「たしかにーw」

「「「「ｷｬﾊﾊﾊﾊ/ブース！w」」」」

『えぇ〜？なんの事ぉ？A誤魔化してないよぉ？』

モブ男「あっそ？だから？」

『もう！みんなきらぁーい！怒っちゃったもんねぇ〜！』

モブ野「勝手に怒ってろ」

モブ子「あっち行こ？」

モブ美「だね」

そういって皆(モブ)は教室を出ていった

………………皆言いたい放題

表では聞こえないフリしてたりする

けど、本当は聞こえてるし、心だって傷ついている

誰か一人ぐらい助けてくれれば良いのに

ーーー無理だよね

ぶりっ子だし

誰も近づきたがらない

………早くくっついてくれないかな………

そうすれば私だって、もうぶりっ子せずに済むのに

裕「もう！ころん起きなって！」

こ「んーーーあと5分………」

裕「授業始まるよ！」

こ「ケチー！じゃあ、授業始まったら起こして………」

裕「もう！」

ねぇ、裕香。

貴方は良いよね

ヒロインだもの

皆に愛されて

最後にはころん(王子様)と付き合える

私とは正反対で

私の苦労も知らないで

普通に笑って

普通に泣いて

普通に幸せで


普通に………普通に………

もう、泣きたいよ


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