８ 追跡 ページ10
貴方side
鶴丸をほぼほぼ無理矢理連れ出して三日月達の気配を探る。
あの天下五剣のじじい、私にバレないように気配を消してるし、一期も探すので必死のようで辺りに彼の神気が散乱していた。
『鶴、三日月の気配を追える？』
「ああ、あのじいさん主に気付かれないように気配を消してるが、俺には関係ないぜ。」
なんてかっこいい事を言ってくれてるのに、長谷部に引きずられている時点で台無しだ。
「それよりも主、いいのかい？」
『……何が？』
「さっきからあの子供付いてきてるぜ？」
鶴がチラリと目線で何故か後を付けてきているコナン君を見やる。
どうしたものかと考えていると、長谷部が声を上げる。
「主を追跡するなど…俺が叩き斬って」
『うん、それはやめようか。』
なんて野蛮な事を言い出すんだ君は。と思いながら却下すると彼は分かりやすくしょんぼりする。
『…まぁ、子供の事だし好きにさせましょ。』
私の言葉に納得がいかないのか、全員が顔を歪める。
それに対してなに？と返せばまたもや長谷部が口を開く。
「…お言葉ですが主、あの子供は少々危険かと」
『なぜ？』
「あれの魂は可笑しいぜ。体と釣り合ってない。」
先程前田と平野が言った言葉と同じ事を言う二人に少しばかり驚く。
前田と平野もうんうんと頷いていて、危険だと訴える。
『確かにそうなんだけどね…ねぇ神隠しにあったらああなる可能性ってあるの？』
普通に歩き出した鶴に私が問うと彼は真剣な面差しで話す。
「いや、ああなりはしないな。大抵は主みたいなものさ。まぁ神によってはその可能性もあるが…だが、根本的に違う。あの子供の魂は無理矢理あの体に留まっている。あれは神の仕業ではないな。」
『じゃあ、神隠しにあった訳でもないのか…』
「それに、神隠しにあった場合は何かしらの痕跡が残るがあれは一切残っていない。」
「…人間にそのような、縮めるような、若返るような方法があるのですか？」
長谷部が恐る恐る私に聞く。
『…いや、私は聞いた事無いな。裏では何かしらやっていそうだけどね。』
「あの子供、不気味ですね。」
「主君は僕達がお守りします。」
前田と平野がキリッと引き締まった顔で私の事を見上げる。
二人にありがとうと言って頭を撫でてあげる。
『とにかく、今は三日月たちを探しましょう。』
コナン君に一体何があったのか気になるがそれは後で考えよう。
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朧月(プロフ) - 名無しさん» 当時の私が設定で考えていた事は、この不死ノ少女が続編に行く前は、2017年生まれであっても現在の西暦は伏せていたためそのようにしました。なので、続編では初代がコナンに本当の歳を話して西暦は明らかになっています。 (2018年11月17日 12時) (
レス) id: 061be1d3a8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 年齢不詳なのに生まれた年が2017年の設定なんですね (2018年11月16日 23時) (レス) id: 29bc82e604 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - かなみさん» 初めまして！ありがとうございます！！これからも楽しんでいただけるように頑張ります(^-^) (2018年5月3日 17時) (レス) id: 270593a483 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - ミッテさん» 大好きと言って頂きありがとうございます！そうですね、二人は何でもかんでも組織の人間って考えるのを直すべきですよね笑 (2018年5月3日 17時) (レス) id: 270593a483 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - 初めまして…このお話大好きです続きを楽しみにしてます。誤解が早く速やかに解けますように（笑） (2018年5月2日 15時) (レス) id: 48cf8ea98d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朧月 | 作者ホームページ：http://fblg.jp/510814/
作成日時：2018年4月15日 23時
