Ep.166_ボディーレッスン�� ページ21
・
「わ、何？」
ﾖﾊﾝ「……ジマですね？」
ヨハンと日課のランニングを終えて寮に戻ると、突然「X1-MA」が流れた。今までこんなこと無かったのでヨハンと顔を見合わせて首を傾げる。寝起きドッキリか何かかな、そんなことを思っていると音楽が鳴り止んで「ワンツー！ ワンツー！ 練習生たち、何してるの？」と女の子の声が流れた。
「あ、IZ*ONEのクォン・ウンビさん」
ﾖﾊﾝ「え、」
私の呟きに目を見開くヨハン。
ｳﾝﾋﾞ「おはようございます！ レッスンのお知らせを告げる、IZ*ONEのクォン・ウンビです！」
凛とした明るいその声。編集される時はキラキラのエフェクトがかけられそうだ。
それに、部屋にいるみんなもきっと騒いでいるだろう。
「ほら、やっぱりウンビさん」
ﾖﾊﾝ「よく分かりましたね。推しなんですか？」
「いや、そういう訳ではないけれど。でもIZ*ONEのウンビさんは実力派な上、」
ﾖﾊﾝ「あ、やっぱり大丈夫です！」
語ろうとする私をヨハンが止める。
なんで止めるのさ、そう言うと「だってAヒョン、アイドを語ると長いですもん」と苦笑いをされた。そんな自覚は全く無かったのだが。
ｳﾝﾋﾞ「朝のレースで私が1位だったの覚えてます？
これから10分以内にトレーニングセンターに集合！」
そう言い残して放送は終わった。
「10分以内……みんな大丈夫かなあ」
部屋にいる「MAMA」のみんなを思い浮かべる。ちゃんと起きているだろうか。
ﾖﾊﾝ「あはは。Aヒョン過保護ですね」
「だってみんな寝起き悪いからさ」
毎朝起床時間になっても布団の中で眠気と格闘しているみんなを思い出して、思わずふっと笑みが溢れた。
ﾖﾊﾝ「とりあえず俺達はラッキーですね」
「うん。行こうか」
そう笑ってヨハンと振り返って元来た道を戻る。
ｽﾝｳ「あ、Aとヨハニおはよ」
しばらくすると、スンウヒョンとドンピョが小走りでやってきた。
「おはようございます。早いですね」
ﾄﾞﾝﾋﾟｮ「2人の方が全然早いじゃないですか〜」
ふわぁ、と大きなあくびをするドンピョの頭を優しく撫でる。それが心地いいのかドンピョは更にうとうとし始める。「こら、起きなって」、スンウヒョンが顔をペチペチと叩くと、ドンピョはうう……と唸り声を上げながら小さく首を振った。
(すっかり親子だなあ……)
同じチームになったことで更に仲良くなれたのだろう。微笑ましい2人の関係につい頬が緩んだ。
・
Ep.167_ボディーレッスン�□�←Ep.165_＠グループXバトル��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もち - 防弾少年団がまだ、( ﾟ∀ ﾟ)ﾊｯ！もしかして防弾少年団は夢主のボス？！ (2020年9月23日 6時) (
レス) id: 593f0591d1 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - よ だ かさん» コメントありがとうございます。展開上沢山だすことは難しいかもしれませんが、ちょくちょく出していきたいなあって思ってます！これからもよろしくお願いいたします(^ ^) (2020年5月30日 16時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
よ だ か(プロフ) - コメント失礼します あんスタキャラがだんだん出て来てくれて嬉しいです!!もしよろしければあんスタキャラとの絡みをもっと見てみたいです! 次の更新も楽しみに待ってます！ (2020年5月29日 17時) (レス) id: c6fcdfc168 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 零奈さん» コメントありがとうございます！私の作品がきっかけでプエ句を知って頂いたのはとても嬉しいです！更新遅めですがこれからも読んで頂けると嬉しいです！ (2020年5月29日 16時) (レス) id: ce8ce21ff5 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(プロフ) - はじめまして、実はこの小説でプエクを知りました…！お陰様で今K-POP沼にどっぷりです笑笑これからも応援しています。 (2020年5月15日 23時) (レス) id: 46a24024b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カナル式 | 作成日時：2020年3月25日 21時
