深海の人魚 (ページ7)

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三日後の日没まであと数分

三日前と同じ場所では彼女達が寄り添いあっていた

日没まであと10秒

貴方｢…………5、4、3、2、1…0｣

すると、彼は正気に戻ったようだ

｢あれ、俺、、、、｣

ミシェル｢ねぇ、！
私の事、まだ好き？｣

｢はぁ？
何言ってんだよ
誰がお前なんか

てかさぁ、しつこいんだよ
毎日毎日ストーカーみたいにつきまといやがって｣

彼女の顔は絶望に満ち溢れていた

いいわ、その顔よ

とても素敵よ、今のあなた

男は去っていき、彼女は唖然としていた

貴方｢はぁーい！
残念でした！｣

彼女の後ろから肩を掴む

貴方｢契約通り魂を頂くわね｣

ミシェル｢いや、、、！
卑怯よ、！卑怯者、！
どうせ魔法で彼をおかしくしたんでしょ、、！｣

貴方｢なんで私がそんな面倒なことをするの？
余計な魔力は使いたくないのよ
これは貴方の魅力不足｣

ミシェル｢だって貴方私には魅力があるって、、、！｣

貴方｢あらぁ？
そんな事言ったかしら｣

ニヤリと笑いながら彼女にそう告げる

ミシェル｢この、嘘つき、、、！｣

貴方｢契約書にサインをしたことに変わりはないわよ？
さぁ、お喋りなお口を閉じて？｣

フワッと腕をあげれば彼女の口が閉じる

貴方｢さようなら｣

パチンと指を鳴らせば彼女の姿は消え、魂が私の首飾りに吸収されていく

貴方｢…可哀想に
お馬鹿さんよね

そう思わないジョー｣

エイトフット｢やっぱり気づかれてたか｣

物陰からでてきたジョー

貴方｢私のことバカにしてるでし｣

エイトフット｢滅相もない｣

貴方｢ほんと、ジョーって心配性よね
海の中なんだから大丈夫なのに｣

エイトフット｢夜の海は見境がつかなくなりますからねぇ
さぁ、帰ってアースラ様に報告しましょう｣

貴方｢ねぇ、また陸を見に連れて行って！｣

エイトフット｢分かりましたから
早く帰りますよ｣

貴方｢やった！｣

ジョーと約束をして並んで家に帰る

なぜだか、心が暖かくなった