深海の人魚 (ページ26)

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今日は初めてのリクルート

外に出ればたくさんの人間達

｢ねぇねぇ、あの子誰だろ？｣

｢ほんとだ！
誰だろ？｣

｢可愛い～！｣

スキャターに教わった通りハッピーハロウィンハッピーヴィランズという挨拶をしなければいけないけれど少し緊張気味

ハーデス｢大丈夫？｣

貴方｢あ、ハーデス
大丈夫よ！
少し緊張しちゃって｣

ハーデス｢そんなに緊張しなくてもいいわ
相手は人間
気にするほどのものでもないのだから｣

ハーデスにそう言われ少しだけ緊張が解けた

すると、大きな音がしてVおじ様登場

やっとリクルートが始まる

私はスキャターの隣に立っているだけ

まぁ、途中でスキャターが音楽を止めちゃって殆ど見てるだけだったけどね

エイトフット｢貴方のお悩みはなんですか？人間関係？それとも…恋のお悩み？｣

ダルメシア｢みなさーん、こんにちわぁ。かわいい動物たちはワンッ！ダフルぅ･･･大事にしましょうねぇ。｣

マルフィ｢おやおやおや･･･美しい人間の皆さん、私のような美しさを持てば、どんなことでも叶うのです。｣

スカー｢ぷんぷん！ぷんぷん！ぷんぷん！今日のスカーちゃんはおかんむり！｣

ハーデス｢こちらの世界にいらっしゃるのは･･･ご勝手に。私は知らないわぁ･･･ご勝手に｣

ファージャ｢ウチのマジックすごいやろー？世の中いい時もあれば、はたまたそーでもない時もございます！｣

みんなの口上は順調に進んでいく

V｢そして、皆さん気になって居ることでしょう
こちらの女性
彼女はあのアースラの娘、A様です｣

ゲストからは次々と悲鳴が上がる

V｢A様はお勉強のため人間界にやってきました｣

スキャター｢Aさん！
是非前に出てご挨拶を！｣

スキャターが私の背の高さにマイクを合わせてくれる

貴方｢人間の皆さんこんにちは
私の名前はAと申します
ジョーに禁止されていた人間界にお母様のお許しを経てお勉強のためやって来ました
本日よりVおじ様の助手につかせてもらいますからどうぞよろしく｣

V｢A様ありがとうございます
それでは改めてリクルーターたちのポーズをおさらいしていきましょう｣

いつの間にか緊張もなくなった私はそのあとの仕事もしっかりやり遂げセイリングにも出させてもらうことになった