深海の人魚 (ページ14)

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時期は秋

人間界でリクルート活動が始まる

貴方｢ねぇ、もう行っちゃうの？｣

エイトフット｢仕事なんですよ｣

貴方｢ジョーが居ない間つまらないもの！｣

エイトフット｢はぁ…
時間があったら帰ってきますから
ちゃんと、陸の土産も持ってきますよ｣

貴方｢約束よ？｣

エイトフット｢はいはい
約束｣

貴方｢上までお見送りに行くわ！｣

エイトフット｢ダメです｣

貴方｢すぐに帰るから！
ね？｣

エイトフット｢…分かりましたよ｣

ジョーのお見送りをするために水面まで上がる

ジョーが陸に上がれば人間の姿に変わる

貴方｢たまには帰ってきてよ？｣

エイトフット｢分かりましたって
A様こそ俺がいない間悪さしないように｣

貴方｢分かってるわよ！
いってらっしゃい！｣

ジョーはシーに向かって歩きながらひらひらと手を振って歩き出した

貴方｢いいなぁ
人間の足って｣

そう思いながら家へと帰る

貴方｢ただいまお母様｣

アースラ｢おかえりA
お前にまた贈り物だよ｣

渡されたのは斑の着いた箱

きっとクルエラおば様ね

貴方｢まぁ！
素敵だわ！｣

中には真っ赤なマーメイドドレス

中には手紙も添えられていた

[そのドレスはあんたが人間界に来た時、パーティーに出席する機会があったら着るといいよ]

クルエラおば様はよく私に髪飾りなどを贈ってくれるけど、ドレスは初めてだ

貴方｢お母様見て！｣

私は服を前に当ててお母様に見せる

アースラ｢流石はAだ
とても良く似合うよ｣

貴方｢嬉しいわ！
クルエラおば様にもお手紙を書かなきゃ！｣

アースラ｢それなら、今度直接お礼をいいな｣

貴方｢あら、クルエラおば様がいらっしゃるの？｣

アースラ｢いいや
今度、ヴィランズだけのパーティーがある
そこにお前も出席するんだよ｣

貴方｢えっ！？
いいの！？｣

アースラ｢あぁ
私の娘のお披露目の日だよ｣

貴方｢やったぁ！｣

アースラ｢それと、お前を勉強のためにVのところに預けようと思うんだよ｣

貴方｢Vおじ様の所に行けるの！？｣

Vおじ様はリクルートの司会者

ジョーの活躍っぷりを私にわざわざ報告しに来てくれるのだ

最も頼んだのは私だけど

アースラ｢あぁそうだよ
ジョーのことは私に任せな
明日から行ってもらうからちゃんと準備しておくんだよ
ドレスも忘れずにね｣

貴方｢はい！お母様！｣

やっと、念願の陸に行けるわ、、、！