今日:11 hit、昨日:8 hit、合計:123,750 hit
小｜中｜大
お礼 ページ17
叩いたドアが開く
目の前には帽子を外したローさんが立っていた
…お家にいるときの仕様だ
少し癖のある髪がとても、かわいい
ロー「…遅い。」
少し不貞腐れてる
ハル「えっと、ごめんなさい…少し寄り道を…」
ロー「…別に、怒っちゃいねぇ。ちょっと気になっただけだ。
…茶でもいれる、入れ。」
家の中に戻るローさんについていく
ハル「おじゃまします。」
…？
家に来るのは初めてじゃない
ただ、なんか変わっているような…？
そういえば、物がちょっと増えた気がする
ロー「…座れ。見ても何も楽しいものはねぇ。
…飯を頼む。」
お茶を置いて、私をじっと見てくる
言葉は少し…いや、けっこう冷たいが、
ごはんをすぐに食べたい気持ちが伝わってくる
ハル「いま、出しますね。
お皿借りてもいいですか？」
もうごはんを届けに来るのは数回目だ、
キッチンの勝手は知っている
テキパキと用意し、配膳する
…なんか、凝りすぎたかも…
少し恥ずかしい気持ちもするが、しょうがない
ハル「…どうぞ。」
律儀に、いつも私がこれを言うまではローさんは決してごはんに手を出さない
ローさんは軽く手を合わせてから、ちょっとずつ玉子焼きや焼き鮭を口に運んでいく
いつも私は食べるところを見てるだけ
…食べ方がとてもきれいで見てて飽きない
ローさん、育ちがいいのかな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：和陽 | 作成日時：2019年9月13日 17時
