"天女天女"って喧しいんだよバカヤロォ!!【忍たま乱太郎 × 銀魂】

やっぱり女の勘は大切 ページ10

学園長とのお話やちょっとした騒動も終わり、今は私が使うくノ一長屋の一角にある8畳の部屋に案内された。


「では天女様、あ、失礼しました。初芽様」

『嗚呼、そんな無理して名前で呼ばなくても大丈夫ですよ』


学園長室にいたうちの1人の、たしか山本シナさん。

黒い忍び装束は学園の先生らしい。
他の人の自己紹介もしてもらい、私の喉にクナイを当てていたのは山田伝蔵という先生だった。

くノ一教室担当の先生と教えてもらったけど、男と女で分けて授業するんだなぁ。私の時は気にしないで男女ごちゃまぜだった。


『くノ一長屋なら安心して寝られますね』


妖術をかけられたのは男の忍者の卵、忍たまだけど聞いた。


「否、実は今までの天女は妖術にかかった忍たまを使ってくノ一の生徒たちに様々な嫌がらせをしていて」

え、下級生だけでなくくノ一の生徒にまで…？
どんだけ性格悪いんだよ。

『つまり、くノ一の生徒にも嫌われているということか』

「はい」



この学園に私の味方はいなそうだな。



『はぁ』

「初芽様は、エドという時代からいらしたのですよね」



畳の上で胡座をかいていると、山本さんが私の前で正座をして話しかけてきた。


『ええ、そうです』

流石に失礼だと思い、話しながら胡座から正座に直した。


「初芽様のような忍びがいるということは、エド時代はやはりまだ戦などがあるのですよね」

『はい、ですがちょっとした乱入者によってかなり文明は発展しましたけどね』

「そうなんですか！」


学園長室にいた時よりも山本さんの表情が柔らかい。
警戒を解いてくれたのかな？


『山本さんはあまり私を警戒しないのですね』

「先程の初芽様の動きや細かな動作を見れば、正直私がかなうような相手では無いし、それに初芽様は今までの天女のような嫌な雰囲気がないのよね」

『え、それだけの理由でいいんですか!!?』


そんなアバウトに…

「うーんそうね、後は女の勘ってやつかな？」




かっけぇ!!




その後も山本さ、じゃない、シナ先生とくノ一の大変さや今までの任務などについて語り合って、めちゃくちゃ仲良くなった。








「ちなみにヘムヘムは犬よ」

『犬ぅぅぅう!!?』

亀の甲より年の功 土井side→←ペロペロペロペロ舐めんじゃねぇえ

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