私のどこが天女なんだよ ページ4
『ありがとう、助かった』
「いえ…」
穴から出るのを手伝ってくれと言ってもなかなか誰も手を差し伸べてくれなかったが、後ろからでてきた茶髪で大きなツリ目の少年が手を貸してくれて、穴から出れた。
因みに私はどう考えても年下の子にはたとえ身分が高くとも敬語は使わない主義です!
穴から出て、空を見上げると太陽が真上にあった。
あれ、そんなに寝たっけ?
それよりも…
周りをキョロキョロと見渡してみる。
なんか違和感があるんだけど…
穴に落ちる前に登っていたかなり大きな木がないし、其れにこの森の中からでもよく見えたデカいビルや建物が見えない。
どゆこと??
私のそばで今も殺気がダダ漏れな6人が私を怪しい目で見ているのも気にせず、周りの異変が気なり、ふらりとその場から離れようとした時、
「おい!!」
目の下にくまがあり、どう見ても私より年上そうな人に思いっきり左手首を強く掴まれ、左足に体重が乗り、捻っていたためよろけて尻もちを着いてしまった。
「だ、大丈夫ですか!?」
さっき助けてくれた茶髪の少年が駆け寄ってきた。
『嗚呼、平気だよ』
「左足ひねってますね」
そう言うと、茶髪の少年は頭巾を取って、私の左足に巻き付け足を固定してくれた。
『おお!ありがとう』
お礼を言うと、彼は少し困ったような笑顔を向けた
でも、直ぐに後ろにいたつり目の目つきが悪い人に腕を引っ張られて、私から離れていってしまった。
なんで、こんなに殺気向けられてるんだろ。
ずっと私のことを睨んでいる6人。
まあ、こんな弱い殺気向けられてもなんとも思わないんだけどね。
じっと見つめあったままどちらも動かないでいると、髪の長い綺麗な顔をした少年が私の前へ来て。
「初めまして、天女様」
『は?』
私のことを"天女"と読んだ。
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飴玉くん - 夢主ちゃんの設定と周りの接し方が好き過ぎる… (11月10日 6時) (レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ - どストライクな小説です❣️続き楽しみに待っています💓 (8月30日 14時) (レス) @page22 id: cd4be96e2f (このIDを非表示/違反報告)
EM - 更新頑張って下さい。 (8月26日 0時) (レス) @page20 id: 41f79f6239 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - みみさん» みみさん、コメントありがとうございます‼︎作品を評価してくださり本当に嬉しいです…!アカウントが変わっても、どうか応援お願いします♡" (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - スズメさん» スズメさん、コメントありがとうございます‼︎長らく更新できずに本当にごめんなさい…。これから頑張って更新していくので楽しみに待っていてくれたら嬉しいです☻* (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天泣 x他1人 | 作成日時:2022年12月21日 23時