"天女天女"って喧しいんだよバカヤロォ!!【忍たま乱太郎 × 銀魂】

他所のアニメにお邪魔しちゃってるぅぅぅぅう!!? ページ14

「ふむ、全員集まったな！では、エドという100年先の未来から来た彼女を紹介しよう!!初芽様、こちらへ」






学園長の隣に立ち、殺気立ってる生徒を見渡す。


私とシナ先生が集会が開かれている所に着く頃には既に先生方も生徒も揃っていたらしく、綺麗に並んで待っていた。





『えっと、江戸時代から来た忍びの初芽Aです。私が元いた時代に帰れるまでよろしくお願いします』


天人が地球に来る前の室町時代にもかかわらず何故か、マイクを使って自己紹介をする。



それにしてもカラフルな忍び装束だな。

一年生から六年生までいるってことは学年によって忍び装束の色を分けてるのかしら。


確か六年生が深緑だって言っていたから、体格的に五年生は群青色で、その隣に並んでいるのが紫色の四年生、萌黄が三年生、青色が二年生、水色で白字の井桁模様が一年生ってところかな。




なんて、呑気に考えていると。





「ふざけるな!!」




水色の忍び装束、つまり一年生が並んでいるところから声が聞こえた。



「きりちゃん！ダメだよ!!」

「落ち着いて！」



声の方に目を向けると、首に紺色のスカーフをシナ先生のようにつけている少年が私を睨みながら震えている。


その子を落ち着かせようと、丸メガネをつけた少年と、まん丸いマスコットのような少年がその子の両手を押えている。




ん…？



「お前なんか、今すぐどっかいっちゃえ!!」

「きり丸、ダメだよ！殺されちゃうよ!!」



あれ、ちょっと待って…

あの3人組どっかで見たことあるような…!!?



「離せよ！乱太郎、しんベヱ!!」


乱太郎…しんベヱ…それにきり丸…




一年生の罵声なんてもう耳に届かず、ひとり顔を青くし、ダラダラと滝のように汗を出していると。


「Aちゃん、どうしたの？」


異変に気づいたシナ先生が直ぐに私の元へと駆け寄ってくれるが、それすら気づかないほどに私はかなり焦っていた。



忍術学園…


おかっぱ頭の学園長…ヘムヘムと変な鳴き声の犬…


初恋泥棒と呼ばれた土井先生…


何よりも、あの人気アニメ主人公の、






乱太郎、きり丸、しんベヱ…







ヤバい！ヤバい!!ヤバい!!!




もしかして、ていうかもしかしなくても私、






忍たま乱太郎の世界に勝手にお邪魔しちゃってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!!?

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