迷惑な突然の思いつき ページ13
「Aちゃん、目の下隈できてるけど、昨夜はよく眠れなかった?」
朝6時になると同時に部屋にシナ先生が朝食を持って来てくれた。
『否、変な時間に起きてしまって、それからあまり寝付けなくて…』
シナ先生の持ってきてくれた味噌汁を啜る。
『わ、美味しい…』
「朝食から夜食まで食堂のおばちゃんが作ってくれてるからね」
『食堂まであるんですね』
どんだけ進んでるんだ…
いや、時代は私がいたとこの方が先だかららただ単に此処はエリート学校ってだけなのかな。
江戸時代に戻ったら忍術学園ってとこ探してみよ。無くなってるかもしれないけど…
食堂のおばちゃんが作ってくれた朝食をペロリと食べ、シナ先生に渡された着物に着替える。
「Aちゃんが着てたあの忍び装束は今洗ってるから私の着物を着てもらうことになっちゃうんだけど…サイズは大丈夫かしら?」
『大丈夫、ピッタリです!』
「良かった!とても似合ってるわ」
『ありがとうございます!!』
黄緑色の着物で、裾に桃色の小花が散りばめられている。うわ、お花のいい匂い…
「Aちゃん、急なんだけどこのあとすぐに集会を開くそうなのよ」
『へぇ〜、集会なんてあるんですね』
「ええ、そこで学園長先生があなたを学園のみんなに紹介するって言っていて」
『…え?そんなこと、毎回してたんですか?』
「否、今までの天女は来て直ぐに妖術を使ってたから、天女が誰かわかったんだけど、今回は学園長の突然の思いつきで今日の7時に外にみんな集めてAちゃんを紹介するって」
もう決定事項みたいだな、私に拒否権はなさそうだし、ここで拒否したらきっとシナ先生を困らせちゃう…
「どうかしら?もし、Aちゃんに何かあったら先生達であなたを守るわ」
『大丈夫ですよ、私もプロの忍びです。集会で何かあったとしても自分の身はちゃんと自分で守れるようにしごかれているので』
生徒に危害を加えるなという学園長との約束は破るつもりは無いが、自己防衛のためにクナイと手裏剣を懐に入れておく。
「じゃあ、行きましょう」
『はい』
狙われる心配よりも、どんな忍び見習いがいるのかの方が気になって、少しワクワクしながらシナ先生のあとを追い、外に出た。
他所のアニメにお邪魔しちゃってるぅぅぅぅう!!?→←腐れ縁=親友ではない
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飴玉くん - 夢主ちゃんの設定と周りの接し方が好き過ぎる… (11月10日 6時) (レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ - どストライクな小説です❣️続き楽しみに待っています💓 (8月30日 14時) (レス) @page22 id: cd4be96e2f (このIDを非表示/違反報告)
EM - 更新頑張って下さい。 (8月26日 0時) (レス) @page20 id: 41f79f6239 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - みみさん» みみさん、コメントありがとうございます‼︎作品を評価してくださり本当に嬉しいです…!アカウントが変わっても、どうか応援お願いします♡" (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
小豆小町(プロフ) - スズメさん» スズメさん、コメントありがとうございます‼︎長らく更新できずに本当にごめんなさい…。これから頑張って更新していくので楽しみに待っていてくれたら嬉しいです☻* (8月25日 15時) (レス) id: dc0c839974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天泣 x他1人 | 作成日時:2022年12月21日 23時