元暗殺者はFBI！？３【暗殺教室×名探偵コナン】

９８話 ページ8

ASide




全ての個人情報を削除する。


これで私の過去は闇に埋もれた。


インターネット上の記録は半永久的に残る。


だからまたどこからかは私の情報は漏れるのだろう。


全く恐ろしい社会だ。


なんて思いながら軽く準備体操をする。






快「…………おい、何やーってるんだ」


『何って体操？出掛けようと思いまして』


快「仮にもお前は死んでるんだ。素顔丸だしであんまり外うろつくなよ………」


『大丈夫！今は夜だし』






それに動かないと体が鈍る。


まだ体の調子が万全ではないとはいえ、ある程度は動く。


窓に手をかけた私は彼に微笑んだ。






『出掛けてくるついでに、ちょっくら宝石に関する情報を盗んできてあげますよ』




快「…………それは楽しみだな」







怪盗キッドを真似てウインクをすれば、顔をしかめて笑う。


こうしてこの生活が始まった。





私が情報を与える代わりに、


居候させてもらうという奇妙な生活が。

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