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ASide




その日、眠っても現実に戻ることはなかった。


そもそも今こちらの世界が幻なのだろうか。


ノートを前に考え込む。





『私は現在と過去を行き来してる………?』





いや、それはないだろう。



こちらの世界でかなり私は自由な行動をとっているから、何かしら未来である向こうの世界が変わっているはずだ。





『うーん、わからないな…………』




松「何がわからないんだ?」




『う、うわぁぁ!?』





慌ててノートを腕で隠す。


見上げれば松田と萩原がいた。


え、ここ私の部屋だよね!?





萩「鍵開いてたし、声かけても返事なかったから入ってきちゃった」


『気づかなかった………』


松「で、何がわからないんだ?」


『なんでもない!』






これは見られたら駄目なやつだ。


将来、彼らがいつ死ぬのかなんて、知ってはいけない。


そんな気がした。





『それよりも、何か用かな?』


萩「そうそう、今降谷と伊達が合気道の勝負してるんだ。見に行かない?」


『面白そうだね』


松「お前ら次のテストで掛けてるんだって?なら伊達か降谷か、どっちが勝つか掛けるか」





なんて松田がにやっと笑う。


懐かしいな、こんなふうに松田が笑うなんて。


確かこんな笑い方をするのは悪いことを考えているときか、降谷と喧嘩してるときだ。




『私は降谷に掛けるわ』


萩「え、体格差考えて伊達だろ」


松「じゃあ萩原は伊達な。俺はAと同じく降谷で」


『何掛けるの?』


萩「次のトイレ掃除」






あー、それはキツイ。


警察学校のトイレ掃除ほど退屈で汚いところはないのだ。


同じ日常なはずなのに、全てが違う。


こんなふうに掛けることなんてほとんどなかった。


日常が変わりつつある。


これがいいことか悪いことなのかはわからないけど。




とにかく楽しもう。



大人になるまでの、この警察学校での生活を。



私が送ってきた警察学校の日常とはだいぶ違うものになりそうだ。

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白ウサギ(プロフ) - 麗さん» 間違えだらけですみません、ご指摘ありがとうございます。修正しました。また何か誤字や不備がございましたがお手数をお掛けしますがお知らせください。 (2021年6月3日 9時) (レス) id: b629e84f8a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 27ページ angei 最後のスペル iではなくlだと思います (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 同じく19ページ 半眼出だし 出 は不要かなと思ったのですが勘違いでしたらすみません (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 19ページ メイク道化かして? の 道化 は誤字ではないでしょうか? (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 15ページ 萩原だけだった日が だったら ではないでしょうか? (2021年6月2日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白ウサギ x他1人 | 作成日時:2018年11月19日 0時

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