弟のように思っていたのに押し_倒されるとか聞いてない【冨岡義勇】

聞いてないんだ ページ26

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義勇の身体を拭き終えた後服を整え、
再び布団に寝かせる。









やはり私の力では限度がありしのぶちゃんに頼るべきじゃないかと思う。
ちゃんと薬出してもらって適切な処置をしてもらう方が回復は早いだろう。



だがこの男、なぜかそれを断固として拒否する









「胡蝶に連絡するな」

「なんでよ、ちゃんと薬貰った方が良いって」

「Aが薬だから良い」









と、よく分からない持論を持ち出して私に
連絡しないよう訴える。
さては薬が苦手なのか？とも思うがそういう訳でもないらしい。









「今日は、二人でいたい」

「へ？」









思わぬ言葉に顔がカアッと熱くなる。
つまり、二人きりでいたいから誰も呼んで欲しくないってこと？









「はあぁ……」









好きだって自覚してから自分がおかしい。
義勇の一挙一動が心を揺るがす。



今までは“弟”のように思っていて、境界線があったのにそれが一切取り払われてしまったものだから自身の“タガ”が外れてしまった。









「ねェ義勇。私、義勇の風邪が治ったら
言いたいことがあるんだよね。」











スゥスゥと規則正しい寝息をたてる義勇に
囁くように言う。









「…………A、好きだ」

「うん、私も。」










おやすみ、義勇。









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久々に開いたら温かいコメントに目から塩水
が流れました。


本当にありがとうございます！



更新お待たせして申し訳ないです。
インフルのボンクラ脳で執筆したものを
人様に晒すわけにはいかない！と思い


書き溜めて書き直しておりました！
本日(明日)に完結させます。


新作も出しますので良かったらそっちも見てください！

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