弟のように思っていたのに押し_倒されるとか聞いてない【冨岡義勇】

聞いてないんだよ ページ3

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「義勇！遊びに来たよー」

「Aか。」














いつもの如く特に許可を得ることも無く。
遠慮なく屋敷へと上がる。





そして私は、今日丁度入手した“情報”の真相を確かめる為にニマニマしながら義勇に詰め寄ると、不思議そうな顔をした後に、



なんだ、気持ちの悪い顔をして。
と無表情で言ってのけた、





彼のたちの悪い所はそれがまったく悪気がないところ。まあもう慣れたけれども。









私はそんな素っ気ない彼の態度を気にすることもなく口を開いた。









「あんた、しのぶちゃんと恋仲なんだって？
何で教えてくれなかったのよ〜。」











私だって心配してたのよ？余計なお世話かもしれないけれども


これだけ一緒にいて色恋沙汰を全く耳にしないから実は義勇は男色の趣味があるのかもなんて
思ってた。









だが、私がそう口にすると義勇は眉を寄せ
不機嫌そうな顔になった。











「胡蝶とは恋仲じゃない」

「照れてるの？大丈夫、広めたりしないって！」











何なら協力してあげるよ？
とケラケラと言うといっそう不機嫌そうな顔になりジリジリと私に近づいてきた。









ただならぬ雰囲気に思わず後ずさる。
地雷だった？やっぱり茶化したのは不味かったかなと思い、謝罪しようとしたが、









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