【歌い手】人を信じられない歌い手。【続編】

信じられず六十三回目 ページ22

まふまふside




heart♡さんと天月君とluz君が帰ってしまった。そらるさんは居るけど。




まふ「ね、さっきの話、嘘だよね…？？」

A「…はい……でも、私がやったって事にしておけば、heart♡さんも満足…」

そらる「え？俺の勘違い…？」

まふ「なんで！？なんでAちゃんは自分を大事にしないの！？ねぇ！そんなんで嫌じゃないの！？辛くないの！？」




言いたいことは、言えたかな。
少し、キツイ言い方になったけども。




A「これは…償い、なんです…。」

そらる「え？」

A「妹は…私の所為で亡くなったんです…！」




え？どういうこと？





A「ふふっ、あ、まず私の部屋に来ますよね？ここじゃちょっと…」

まふ「うん…」




Aちゃんは自嘲的な笑みを浮かべた。
確かに、倉庫じゃ、ねぇ？




そらる「あの…俺も行っていい？勘違い…してたみたい。ごめん。」

A「全然いいですよ！気にしてないので。さっきのは無かったことにしましょう。わかってくれたみたいなので！」

そらる「そっか…ありがと。」



気にしてない、なんて嘘でしょ？絶対気にしてるよね。
また無理して。でも黙っておこうかな。
そらるさんが変な思いをするだけだと思うし。

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