28話 ページ29
「善逸!早くAさんを追いかけろ!」
いきなり現れた炭治郎に驚く
「え!?いきなりどうして!?というか、近くに居るの!?」
「駅の方へ走って行った!荷物が多いからそこまで早くはないと思う!」
「というか、なんで炭治郎とAが!?それに走ってる!?逃げてるってこと!?意味わかんないんだけどォォォ!!!」
「いいから!早く!Aさんの!」
「だからなんでだよ!!怖いって!Aなんで逃げてんの!?炭治郎がなんかしたの!?いや、それはさすがにないか…てことは俺!?俺なんかした!?ねぇ!?なんで!?」
「お前はっ!音で分かるだろ!!!」
いきなりでビクッとした。
それは隣に居た禰豆子ちゃんもだった。
「いつまで嘘をつくんだ!信じたいものだけを信じるのも良いと思うが、彼女の音を信じないのか!?信じたいと思ったから、ソレを探したんじゃないのか!?」
怒ったような顔で言うくせに、音は心配しかしていない。
「もう、準備は出来てるんだろ!!」
「善逸さん、早く行かないと!ちゃんとAさんの勘違いを訂正してきてくださいね」
「禰豆子ちゃん…」
俺は先程禰豆子ちゃんから渡されたソレを大事に鞄にしまい、ありがとうとだけ言い残してAの元に走った。
Aは足が遅い。体力がない。
その上荷物が多いのならすぐに疲れるはずだ。
でも、こういう時、Aなら安心できる自分の家に少しでも帰りたいと思うはず、何処にも寄り道はしないで、走れなくなったら早歩きで、そうやって帰ろうとしているはず。
それに、俺に追いかけられるという考えは一切ないはずだ。
ほらやっぱり
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myu♪(プロフ) - Decemberさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです!友達にこうなったらどう思うかなど聞いたりして、感情表現が分かりやすくできるよう頑張ったのでそう言ってもらえて本当に嬉しいです! (2020年2月20日 10時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
myu♪(プロフ) - スヴィエトゥさん» コメントありがとうございます!嬉しいです! (2020年2月20日 10時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
December(プロフ) - このお話の設定めっちゃ素敵ですね(;_;)主人公に感情移入しやすくて、とても、面白かったです!素敵な作品ありがとうございます!! (2020年2月19日 22時) (レス) id: 8a83f8152c (このIDを非表示/違反報告)
スヴィエトゥ(プロフ) - 面白かったです (2020年2月19日 21時) (レス) id: f033e98427 (このIDを非表示/違反報告)
myu♪(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年2月16日 13時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:me | 作成日時:2020年1月29日 0時