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26話 ページ27

あの時はつい遊郭の時のような思考回路になってしまったが、やっぱり無理だろ。


Aはあんなに褒めてくれるけどさぁ

というか、Aしか褒めてもらったことないんじゃ……?


………例え、Aの言ったようにならなかったとしても、いつかの練習だと思えばいいかな…

多くの誰かに立ち止まって聞いてもらえるような歌を作って歌えるようになったら、そしたらAに…



せっかくAが炭治郎たちを見つけるために考えてくれたけど、あの約束を果たすのを最初にやろう。




そう思っていたけど、約束を果たす前に歌手デビューが決まってしまった。

それも、あの派手野郎に会ったからだ!


派手野郎、宇髄さんに会った。

しかも記憶あり。



楽器を借りて演奏できるレンタルスペースで練習していたら、突然扉が開き、入ってきたのが宇髄さん。

お互いビックリしたよ。

宇髄さんがいきなり扉を開けた理由は、俺の曲が扉前を歩いた時漏れて聞こえ、気になって派手に開けたらしい。


普通、開けないよね?


そしてそしてこれまた驚くことに、宇髄さんは芸能事務所との繋がりがあるらしく、歌手デビューしろと若干脅され、路地ライブをする前に歌手デビュー。


作っていた曲は、Aに聞いてもらう前に聞かれてしまったので約束は果たせないからと次の曲でと思い、その曲はデビュー曲として出した。


それが、なかなか良かったらしくSNSなどでも話題になり、いつしか、人気若手歌手となった。


人気は辛いねぇ〜いろんな取材、番組に出され、やっと休みだと思えば、次の曲を作れと言われて大変。


そのせいで、結局Aとの約束は守れないし、Aと会う時間も減ったし、まだ炭治郎たちにも会えてないし……









そう思っていた、初めての握手会でのこと。


やっと会えたんだ。

炭治郎と禰豆子ちゃんに!!

しかも2人とも記憶があった!

嬉しくて炭治郎を探していたカナヲちゃんよりも、いろいろ面倒を見てくれている宇髄さんよりも1番にAに報告した。

俺は嬉しくて、興奮していてAの勘違いに気づいていなかった。



ただ、電話越しでも分かる嫉妬と悲しむ音の理由はなんだろうとしか思っていなかった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 転生   
作品ジャンル:恋愛
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myu♪(プロフ) - Decemberさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです!友達にこうなったらどう思うかなど聞いたりして、感情表現が分かりやすくできるよう頑張ったのでそう言ってもらえて本当に嬉しいです! (2020年2月20日 10時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
myu♪(プロフ) - スヴィエトゥさん» コメントありがとうございます!嬉しいです! (2020年2月20日 10時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
December(プロフ) - このお話の設定めっちゃ素敵ですね(;_;)主人公に感情移入しやすくて、とても、面白かったです!素敵な作品ありがとうございます!! (2020年2月19日 22時) (レス) id: 8a83f8152c (このIDを非表示/違反報告)
スヴィエトゥ(プロフ) - 面白かったです (2020年2月19日 21時) (レス) id: f033e98427 (このIDを非表示/違反報告)
myu♪(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年2月16日 13時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:me | 作成日時:2020年1月29日 0時

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