フルボッコだドン！ ページ38
『おはようございます…』
「ﾁｯｽﾁｯｽ！」
あの後私は部屋に戻ろうとした。
けれど黄緑の悪魔はそれを許さず、結局そのままゾムの部屋で寝た
大丈夫。安心しろ。なんもなかったよ
なんか機嫌よかったから、なんかよくわかんないけど抱き枕代わりで満足してもらえた
『ねっむ…』
思わず零れた大きなあくび。
昨日は疲れたからなぁ…
「…昨日俺より早く寝てたやん。それなのに眠いん？」
『うるさいケダモノ。疲れてる原因はお前なんだよ』
直後、ドサドサッ…！と紙が落ちる音
あ、トントンが書類落とした…
「A、トロットロやったもんなぁ…！」
そんなことをいざ知らず、相変わらずその口を閉ざさないゾム。
おいやめろ。違うからな！
『語弊のある言い方やめろ。羽もぐぞ？』
「ひえ…やめてクレメンス…」
なんてことを言いながらも私にすり寄ってくるゾム
朝からキモイからやめて。離して暑い。
「え、Aちゃん…？え…？ヤッた…」
『
「いでててて！！無理待って痛い！！！羽！羽が！！」
「うわぁ…えげつねえ…」
私によって強制的に出された大先生の悪魔の証である、黒い羽を容赦なくねじ曲げる
ぎゃあぎゃあとのたうち回って騒ぐが、当の私は魔術を解く気なはい
てか…
『…うるさ。』
「誰のせいだと！いただだだ！！嘘ですごめんなさい！」
「ざまあみろやな。大先生」
「シャオちゃん！助けて！ちょ、シャレにならん！」
「イヤや。俺まで巻き添えくらいたくないもん」
『草生えた』
なお、本人は魔術を緩める気はない模様。
「可哀想やな大先生。助けないけど」
「ご愁傷さまやで大先生。助けないけど」
「ざまあみろですね大先生。助けませんけど」
「お疲れ様やな大先生。助けへんけど」
「相変わらずクズやな大先生。助けないめう」
「誰か一人は助けて？！」
付け根の反対方向に無理やり曲げているから相当痛いはずなのに、まだぎゃあぎゃあと騒ぐ余裕があるのか…
ならもう少し…
「A。そのくらいでやめとき。」
『…分かった』
珍しく止めに入るゾム
ほんとに珍しいな。構って欲しかったの？
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pandapanda216(プロフ) - これの続き見たい (2021年2月18日 14時) (
レス) id: 9fe8803e94 (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - これの続き（？）のpi君の奴最高ですね！！！！既に！！ (2019年8月10日 22時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
音斬湊(プロフ) - 最終回だった…取り敢えず完結おめです！続き読みたいです！番外編か続編希望です！！ (2019年8月10日 10時) (レス) id: e231a66eea (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - うわお。まさかの最終回。有難うございました。ほんとに。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
yoru(プロフ) - 面白い！足りない！もっと続きが読みたい！！続編希望めう！！！ (2019年8月9日 15時) (レス) id: 9724c84fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リラ | 作成日時：2019年6月4日 20時
