デュースくん ページ43
「あ、こいつデュース。」
「雑な紹介をするな!…お前、サバナクローの先輩を殴ったやつだろ。」
「…うん。A・ストロンボリ、です。…って言っても
もう僕のこと、知ってる、かな…?」
「お前の噂はここ最近で一番大きな話題だったからな…知らないやつのほうが少ない。」
「……」
「…とはいえ、もう謹慎部屋からも出て来たし、反省はして筋は通したんだろ?」
「すじ…?」
「あーもー、お前ホントそういう変なとこ真面目だよなぁ…」
「ふ、普通だろ?やっちまったもんはしかたないが、筋通したんなら別にいいだろ。」
「…よく、わからないけど、反省は、してます。
これからは、「良い子」に、なるために、頑張ります。」
「あ、こいつも1年だから敬語なしで大丈夫。」
「そうなの?」
「…デュース・スペード。お前と同じハーツラビュルの1年だ。よろしくな。」
「よろしく…」
「…まぁ俺らも入学してすぐシャンデリア壊して魔法石取りに行かされたりしたし、
Aのこと、あんまり言えた口じゃないさ。」
「シャンデリア壊したの?」
「壊したのお前だろ!」
「窓ふきサボったのは誰だ!?」
そこから、なんかエースくんとデュースくんの言い合いが始まっちゃって…
どうしたらいいかわからなくて、とりあえず朝ご飯を食べてたら、
いつの間にか授業が始まる時間になってた。
「やっべ、もうこんな時間…!」
「と、とりあえず、またな!」
「昼も一緒に食おうぜ!今度はユウも連れてくるよ!」
「ゆう?」
「急げ!授業に遅れる…!」
「俺1限目クルーウェルなんだよ…!遅れたらレポート書かされるッ!」
「クルーウェル様なんだ…!」
「「クルーウェル様!?」」
一瞬ものすごく急いで片付けていた2人が固まった。
なんでクルーウェル様のことクルーウェル様って言ったらみんな驚くんだろう……?
「じゃ!またな!」
「うん、またね!」
エースくんとデュースくんと別れ、僕は静かなピースを抱いて、教室に向かった。
3日ぶりの授業。
今日はどんな新しいことを教えてもらえるんだろう?
「…ねぇ、ピース。今日の授業が終わったら、イグニハイド寮っていう所に行くね。
そこにいるイデアさんっていう人ならピースを元に戻せるかもしれないって
先生が言ってたんだ。
…だから、もうちょっとだけ、待っててね。」
ピースを抱き直して、僕は教室に入った。
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白樺葵(プロフ) - 狂歌さん» 狂歌さん!コメントありがとうございます!ね、なにやら雲行き怪しくなってきました……カタ((((〇△〇))))カタこれからどうなっていくんだろう……私も分かりません← (2021年7月8日 10時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - マルさん» マルさん!コメントありがとうございます!えぇ、遅くなりましたがようやっと本編主人公君の登場です(汗)更新頑張ります!ありがとうございます! (2021年7月8日 10時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
狂歌 - ヤバいピース何があった…?!不穏な感じしゅき(((全然ピース(平和)な感じがしない!めちゃんこ楽しみですッッッッッ!! (2021年7月7日 23時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - わっやっとユウくん出てきた〜!続きがきになる〜!更新がんばってください!!応援してます!!! (2021年7月7日 22時) (レス) id: 92b1393144 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - いよさん» いよさん!コメントありがとうございます!シンプルに嬉しいです!!書き始めた当初はこんなに反響があるとは思わず、軽い気持ちで書き始めたんです(汗)筆者含めて続きがどうなるのか分からないミステリーツアーですが、お付き合いいただければ幸いです(T_T) (2021年7月6日 20時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白樺葵 | 作成日時:2021年5月19日 11時