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優しい先輩たち ページ38

「……僕が、サバナクローの、先輩を、殴った日、から、ピースは、動かなくなりました。」
「…そうなのか…」
「ピースはキミが作ったんじゃないのかい?」
「わからない、です。気が付いたら、傍に、いたんです。その時には、もう、動くし、喋っていました。」
「そうなんだね…残念だけど、ボクらにはどうすることもできないな……」
「大丈夫、です。自分で、なんとか、…します。」


クロウリー先生もイグニハイド寮の人なら何とかしてくれるかもっておっしゃってたし…


「まぁ、とにかくおかえり。仮入寮とはいえ、キミはハーツラビュル寮(うち)の寮生だ。
 …これでも心配していたんだよ?」
「嬉しい、です。ありがとうございます。」
「そうそう。入学式翌日からいきなり会えなくなっちゃったもんね〜。」
「うちにいる時間は残り少ないかもしれないが、これからもよろしくな。」
「…はい、ありがとうございます。」

先輩たち、優しい……次の寮に行っても、また会いたいな……


「…それにしても…言葉遣いもそうだが、あの日からずいぶん変わったね、A。」
「そう、ですか…?嬉しいです。「良い子」になれるように、頑張るって、決めたんです。」
「良い子?」


リドル先輩が首を傾げた。


「「悪い子」にはなりたくないです。僕は「良い子」になりたいんです。
 「良い子」になれば、みんなが褒めてくれるし、笑ってくれるから。
 だから、有言実行するんです。」
「おぉ、急に難しい言葉使うじゃん…」
「トレイン先生に教わりました。」
「…何かしら目標を立てて努力することは良いことだ。
 その調子で頑張るんだよ、A。」
「はい!リドル先輩!」
「さ、今日はもう寝な。まだあのベッド、1回しか寝てないだろ?」
「そ、そうですね…おやすみなさい。」
「うんうん。明日からまたお勉強頑張ろーね☆」


先輩たちに手を振って、僕は自分の部屋に戻った。






「…ん?あ、お前!」
「…?」


もうすぐで部屋というところで、後ろから呼び止められた。
茶色の髪…目のところに赤い模様が描いてある。

エースくん→←ハーツラビュルの先輩たち



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白樺葵(プロフ) - 狂歌さん» 狂歌さん!コメントありがとうございます!ね、なにやら雲行き怪しくなってきました……カタ((((〇△〇))))カタこれからどうなっていくんだろう……私も分かりません← (2021年7月8日 10時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - マルさん» マルさん!コメントありがとうございます!えぇ、遅くなりましたがようやっと本編主人公君の登場です(汗)更新頑張ります!ありがとうございます! (2021年7月8日 10時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
狂歌 - ヤバいピース何があった…?!不穏な感じしゅき(((全然ピース(平和)な感じがしない!めちゃんこ楽しみですッッッッッ!! (2021年7月7日 23時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - わっやっとユウくん出てきた〜!続きがきになる〜!更新がんばってください!!応援してます!!! (2021年7月7日 22時) (レス) id: 92b1393144 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - いよさん» いよさん!コメントありがとうございます!シンプルに嬉しいです!!書き始めた当初はこんなに反響があるとは思わず、軽い気持ちで書き始めたんです(汗)筆者含めて続きがどうなるのか分からないミステリーツアーですが、お付き合いいただければ幸いです(T_T) (2021年7月6日 20時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白樺葵 | 作成日時:2021年5月19日 11時

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