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はーつらびゅるりょう ページ11

「まずはここ。赤き女王の規律を重んじるハーツラビュル寮だ。
 これから1週間、ここで過ごし、この寮のルールに則って生活しなさい。
 寮長のリドル・ローズハートには話をつけてある。
 赤い髪の小柄な生徒だ。探してまず挨拶をしてきなさい。」
「赤い…どんな色?」
「……私が来ている服の色に近い。もっと鮮やかだがな。」
「わかった。」
『しかしでけーなぁ…迷子になりそう。』
「では、私が案内するのはここまでだ。
 あとはわからないことや困ったことがあれば、ハーツラビュル寮生に聞きなさい。」
「はい。」


トレインせんせいは僕の背中を優しくポンっと押すと、来た道を戻っていった。

…ピースも言ってたけど、大きなおうち…

にゅうがくしきに来てた人もたくさんいたけど、ここにもたくさんの人がいるんだろうなぁ…


『行ける?A。」
「うん、行こうか、ピース。」


中に入ると、なんだか甘い匂いがしてきた。

匂いにつられて進んでいくと、広い部屋にたくさんの人が集まってるのが見えた。


『この中にリドル・ローズハートがいるんだな。」
「まずは探して挨拶してきなさいって言われたから、探さないと。」
「…ん?お前は……」


部屋の入口でピースとキョロキョロしていると、近くにいた人がこっちに近づいてきた。


「お前!入学式でどこの寮にも決まらなかったチビじゃん!なんでここにいんの?!」
「あ、えと、リドル・ローズハートを探してるんだけど…」
「!!!…おま、寮長を呼び捨て……」
「どうかしたか?」


なんでか驚かしてしまったみたいだけど、後ろからまた別の人が来た。

葉っぱみたいな色の頭で、目のところに何かつけてる……


「…?あ、お前がA・ストロンボリか?
 学園長から話は聞いてるぞ。俺はトレイ・クローバー。
 ここの副寮長を務めてる。よろしくな。」
「よろしく…」
『なぁ、リドル・ローズハートってどこにいるんだ?
 トレインから探して挨拶して来いって言われたんだ。」
「あぁ、リドルならこっちだ。ついて来な。」


ここにきてから「ついてきな」ってたくさん言われるなぁ…とかぼんやり考えてた。

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白樺葵(プロフ) - 狂歌さん» 狂歌さん!コメントありがとうございます!ね、なにやら雲行き怪しくなってきました……カタ((((〇△〇))))カタこれからどうなっていくんだろう……私も分かりません← (2021年7月8日 10時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - マルさん» マルさん!コメントありがとうございます!えぇ、遅くなりましたがようやっと本編主人公君の登場です(汗)更新頑張ります!ありがとうございます! (2021年7月8日 10時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
狂歌 - ヤバいピース何があった…?!不穏な感じしゅき(((全然ピース(平和)な感じがしない!めちゃんこ楽しみですッッッッッ!! (2021年7月7日 23時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - わっやっとユウくん出てきた〜!続きがきになる〜!更新がんばってください!!応援してます!!! (2021年7月7日 22時) (レス) id: 92b1393144 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - いよさん» いよさん!コメントありがとうございます!シンプルに嬉しいです!!書き始めた当初はこんなに反響があるとは思わず、軽い気持ちで書き始めたんです(汗)筆者含めて続きがどうなるのか分からないミステリーツアーですが、お付き合いいただければ幸いです(T_T) (2021年7月6日 20時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白樺葵 | 作成日時:2021年5月19日 11時

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