真紅の暴君８ ページ42
「いやなに、我がディアソムニア寮の事について話している声が聞こえてな。
興味があるならわし直々に教えてやろうと思っての。」
「ご、ご親切にありがとうございます…。」
「(え、僕たちが座ってるところからディアソムニア寮の人が座ってるところまでかなり距離あるのに
なんで聞こえたの！？)」
「(…言ったでしょう？私たちより身体能力が優れているって。)」
確かに、リリアさんたちが食事をとっているところまでは十数メートル。
周りの雑音もある中、私たちの会話が聞こえるとは…とんでもない聴覚です。
「ははは、ムシュー・好奇心、あまり我が寮の新入生をからかわないでやってくれ。
まだ入学して2日なのだから。」
「くふふ、それもそうじゃ。
して、エペルとやら。
妖精族やディアソムニア寮について知りたいことがあれば遠慮せずに聞きに来るがよい。」
「あ、りがとうございます…」
「ではの♪」
軽くウィンクした後、リリアさんはふっと姿を消し、
ディアソムニアの方が集まっているところに移動していました。
「…なんだったんですか…あのヒト…」
「リリア・ヴァンルージュさんです。ディアソムニア寮の副寮長を務めてらっしゃる3年生の方ですよ。」
「(なんか、ディアソムニア寮ってのもクセ強めな人多そう…)」
「あとは人魚族の方でしたっけ…えーと……」
「あ〜〜〜〜っ！？オイテメェ！
お前がぶつかってきたせいでパスタの温玉が崩れちまったじゃねえか！」
唐突に大食堂に響き渡る怒鳴り声。
ざわついていた食堂が一瞬静まり返りました。
声のほうへ振り向けば、2人の生徒が誰かに突っかかっているようです。
「おいおいおい〜ぷりぷりの温玉を崩すのはカルボナーラ一番のお楽しみだぜ？
どう落とし前つけてくれんだよ！」
「慰謝料としてお前の取った鶏肉のグリルくらい譲ってもらわないと、釣り合いが取れねぇなぁ。」
「あぁ…嘆かわしい…皆の憩いの場である食堂であのような振る舞いをするなんて…実に美しくない。」
大げさな手ぶりで落胆の意を表しているルークさん。
たかだか…と言っては失礼なのかもしれませんが、卵一つであそこまで怒れるって…ちょっと大人げないというか…
「…ダセェ。」
「…え？」
「あ、いや！その…格好悪い…なって…」
気のせいでしょうか…エペルさんから低い声が聞こえた気がしたのですが…
「ふな゛っ！？い、嫌なんだゾ！この肉はオレ様のだ！」
ん！？
あの声…っ！
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白樺葵(プロフ) - エノさん» そして…！！！ご指摘ありがとうございますぅぅぅぅぁぁぁああ！！なんという盛大な誤変換！！！今の今まで全く気付いていませんでした！！すぐ修正いたします！！全世界のリドルファン並びにツイステファンの皆様に深くお詫び申し上げますっ！！ (2021年7月26日 12時) (
レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - エノさん» エノさん！コメントありがとうございます！うぅぅ…そんなお言葉をいただけるなんて…！まだまだこの世界も捨てたもんじゃないですね…(T△T)！ (2021年7月26日 12時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
エノ - このような作品があるなんて、まだまだこの世界も捨てたもんじゃないですね!!!それと、深紅じゃなくて真紅ではないでしょうか？？間違ってたらスミマセン｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡すべての更新作品、楽しみにしてます!!!!(｀･ω･´) (2021年7月23日 0時) (レス) id: 7ef6e5e60c (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» 合作？！？！おおおおお……初めてのお誘いで嬉しいです……！！ただ申し訳ありません…東方全然分からないのです……(--;)どんな作品を作りましょうか？オリジナルとか、知っているジャンルならできる気がします……！ (2021年3月11日 20時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？東方は知ってます？私は、霊夢・チルノ・魔理沙・大妖精が好きです。 (2021年3月11日 18時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年3月5日 15時
