閑話４ ページ34
結局、学園長に話した内容と同じことをイデアさんにも説明。
…やはり、あのヴィジョンのことは話す気になりませんでしたが…
「はー…つくづく君ってお人よしだよね…。よく他人の為にそこまでできますわー…
アズール氏みたいに内申点を稼ぐわけでもなく…」
「同じようなことを学園長にも言われました…」
「ホント、Aさんはいい人だね！尊敬しちゃうよ！」
「ふふ、ありがとうございます、オルトさん。」
ぎゅっと抱き着いてきたオルトさんの頭を反射的になでなで…
青い火は赤い火よりも温度が高いというけど、お二人の髪はとても温かくてやわらかいです。
「…オルト、『快眠マシーン☆スリープ君３世』片づけてくれる？Aも元気になったみたいだし。」
「はーい！」
私一人を軽く収容できるほどの大きさのナンチャラマシーンを軽々と担いだオルトさんは
イデア先輩の部屋を出て行きました。
「……」
「……」
気まずい沈黙。
「…あの、イデアさん… …っ！？」
急に腕をひかれ、イスに座っているイデアさんが抱き着いてきました。
ちょうど私の胸のあたりにイデアさんの頭があり、表情が見えません。
「……」
「…あの」
「黙ってて。」
「…はい……」
沈黙の中、イデアさんに抱きつかれている現状。
オルトさんを部屋の外に追いやったのはこのためですか……
それにしても、どうしちゃったんでしょう…？
「…動いてる。」
「はい？」
「心臓。」
「…えぇ、生きてますから。」
「…生きてる。」
嗚呼、そういうことですか。
心配してくださってたんですね、イデアさん……
「えぇ、私は生きています。冥府の川の
「…オルトの手前、平常心無理やり保ってたけど…怖かった。」
「ふふ、見栄っ張り。」
「君には言われたくないね。」
「私は見栄っ張りじゃありません。」
「あっそ。」
相変わらず表情は読めないけれど…口調がずいぶん和らいだ気がします。
「……申し訳ありませんでした。軽率だったのは反省しています。」
「気をつけてよ…心許せる友達は、君だけなんだから。…いなくならないでよ…」
「えぇ、もちろん。私はあなたの傍にいますとも。」
ぐっと、腕の力が強くなりました。
私も、抱きしめ返します。
…優しい人。この人の為なら、何だってできる気がします。
「私がいないと、イグニハイド寮の仕事が全部イデアさんに乗っかかりますものね。」
「…う゛」
「ふふ…っ」
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白樺葵(プロフ) - エノさん» そして…！！！ご指摘ありがとうございますぅぅぅぅぁぁぁああ！！なんという盛大な誤変換！！！今の今まで全く気付いていませんでした！！すぐ修正いたします！！全世界のリドルファン並びにツイステファンの皆様に深くお詫び申し上げますっ！！ (2021年7月26日 12時) (
レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - エノさん» エノさん！コメントありがとうございます！うぅぅ…そんなお言葉をいただけるなんて…！まだまだこの世界も捨てたもんじゃないですね…(T△T)！ (2021年7月26日 12時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
エノ - このような作品があるなんて、まだまだこの世界も捨てたもんじゃないですね!!!それと、深紅じゃなくて真紅ではないでしょうか？？間違ってたらスミマセン｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡すべての更新作品、楽しみにしてます!!!!(｀･ω･´) (2021年7月23日 0時) (レス) id: 7ef6e5e60c (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» 合作？！？！おおおおお……初めてのお誘いで嬉しいです……！！ただ申し訳ありません…東方全然分からないのです……(--;)どんな作品を作りましょうか？オリジナルとか、知っているジャンルならできる気がします……！ (2021年3月11日 20時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？東方は知ってます？私は、霊夢・チルノ・魔理沙・大妖精が好きです。 (2021年3月11日 18時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年3月5日 15時
