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序章28 ページ29

学園へと向かう道中、「あ!」とオルトさんが何かを思い出しました。


「そういえばAさん聞いた?昨日の入学式で暴れてた魔物の話!」
「?グリムさんの事でしょうか?」
「へぇ、グリムさんっていうんだ…」

「情報を更新します」という機械的な声と小さくカタカタという音が聞こえます。
新しい知識を得ると、オルトさんは必ずこうなるんですよね…。

「グリムさんがどうかしたのですか?」

昨日校門から思いっきり遠くに吹っ飛ばしたはずなんですけど…

「そう!そのグリムさんがね!」

もともと大きな目をさらに輝かせてオルトさんが前のめりに話だしました。

「昨日情報が更新されていて、魔法が使えないって闇の鏡に言われていた新入生の人と一緒に、
ここ、ナイトレイブンカレッジでの雑用係に任命されたんだって!
リソースが学園長発信だから間違いないよ!」
「え。」
「面白いよね!人間や妖精族や獣人族は今までたくさん見てきたけど、魔物の雑用係なんて初めてじゃない?」
「そ、うですね…」

あの距離を戻ってきたのか、とか
あんなに嫌がっていた学園長の気がどう変わったのか、とか
例の新入生と一緒とはどういうことなのか、とか
一瞬で疑問点が大量発生しましたが、オルトさんはとにかく「面白そう」という点に意識が集中しているようです。

「学園内で見かけたら話しかけてみよーっと。」
「そのときはまたお話聞かせてくださいね。」
「うん!情報共有するね!」

火を噴く魔物と、魔法が使えない人間…ずいぶん異質なコンビです…。
私も機会があればどんな人なのか知りたいですし、
…ひとまずグリムさんには一回謝罪しておいた方がよさそうですし…。
そんなことをぼんやりと考えていると、オルトさんが何かに反応しました。

「あれ?」
「どうかしまし…ん?」

なんだか…

「焦げ臭いですね…」

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設定タグ:ツイステ , 夢小説 , 男主   
作品ジャンル:ファンタジー
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リゼ - 白樺葵さん» 学園内の身長のトップはツノ太郎では、、、 (2022年6月23日 14時) (レス) @page32 id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» >星猫さん こんにちわ!知っているレベルで言えば「僕のヒーローアカデミア」「BEASTARS」「怪物事変」「文豪ストレイドッグス」…と、このあたりでしょうか?総じて異能力バトルや、妖怪が出てくるお話が好きです(^^) (2021年3月4日 17時) (レス) id: 62e8178f4a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月4日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白樺葵 | 作成日時:2020年11月9日 22時

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