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−ノボリside−
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―私は書類作業が終わると、バトルサブウェイに戻った。
午後以降はずっと書類に向き合う予定でしたが、あの出来事をまた思い出しそうで...
それを忘れるために無我夢中で書類を片付けて行ったら、山のようにあった書類はなくなってしまった。
私は最終車両のフィールドで、挑戦者が来るのを待っていた。
＿＿＿ウィーン
ドアの開く音が聞こえ、私はそちらに目を向ける。
「＿＿＿ノボリ！」
ノ「＿＿＿カミツレ様？」
入ってきた人物はカミツレ様だった。
＿＿＿カミツレ様、何か怒ってらっしゃるのでしょうか？
カミツレ様はご機嫌斜めな顔をされている。
カ「＿＿＿ちょっと話があるんだけど。」
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―カミツレ様からあの日の出来事を聞かれ、私は偽りなく説明すると...カミツレ様は呆れたようにため息をつかれた。
カ「____どうしたら大重要な交際の申し込みを忘れるのよ、全く...
Aちゃん、あなたと想いが通じ合ったとは言ってたけど、付き合ってるって思ってないわよ。
どうするの...」
ノ「＿＿＿そんなに責めないでくださいまし、カミツレ様。
私も...自分の想いを伝えるだけで精一杯だったのです。」
＿＿＿自分でも、交際を申し込み忘れたことには...本当に自分が嫌になった。
けれどそれよりも...
ノ「＿＿＿初めて自分が好きになった方と想いが通じ合ったのです...想いを伝えるだけで、精一杯です。」
カ「＿＿＿。」
私が俯いてそう言うと、カミツレ様はくすくすと笑い出す。
ノ「な、なにがおかしいのですか...」
カ「いや、そんなノボリ初めて見たなと思っておかしくて...」
カミツレ様は私を見て笑顔を作る。
カ「変わったね、ノボリ...今のノボリの方が断然いいわよ。
きっと、彼女のおかげなのね。」
ノ「＿＿＿。」
他の方にもそう言われることが多くなった。
私が前と比べ変わったと...
私自身もそう感じていた。
A様の出会いのおかげで、私は少しずつ...変わっていくことができたのかもしれない。
それだけ彼女の存在が私の中で大きくなっていた。
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紗也(#°v°#)(プロフ) - こーんすたーちさん» コメントありがとうございます！最後まで読んでいただけて嬉しいです(*´∀｀*)お盆明け頃に番外編作成予定なのでぜひまた遊びに来てください♪ (2022年8月10日 23時) (
レス) @page31 id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
こーんすたーち(プロフ) - 完走おめでとうございます！数日前から追っていた者です。とっっても、とっっっっても素晴らしいお話をありがとうございます！！！ (2022年8月10日 19時) (レス) @page32 id: 681b311940 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也(#°v°#)
| 作成日時：2022年8月7日 19時
