▲.Epilogue ページ31
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−Aside−
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―ノボリさんは私を抱きしめる手を緩め、私をまっすぐと見つめる。
その目は泣いたせいか少し赤くなっていて、今までこんな彼を見たことがなかったから...
そんな姿も愛おしく思えた。
ノ「＿＿＿A様、お伝えしたいことがございます。」
あ「...なんですか？」
ノ「＿＿＿あの日、ちゃんとお伝え出来ませんでしたが...改めて。
私はあなた様が好きです、愛しています。
離れたくありません。」
あ「...うん。」
ノ「A様の傍に、これからもずっといたいのです。
いつか...あなた様と家族になりたいと思っております。
なので、A様...
私と、お付き合いしていただけますか？」
ノボリさんの言葉に、私の頬が熱くなった。
『家族になりたい』
それって...いつか私と結婚したい、そう言うことだよね。
どうしよう...たまらなく嬉しい。
あ「嬉しい、嬉しいです...ノボリさん。
でも、私まだ未成年...」
ノ「交際に年齢なんて関係ございません。
それに一緒になるのは、あなた様が成人するまで待ちます。
私は...A様がいいのです、A様でなければダメなのです。」
彼はそう言い、私の手を取り...その場で跪いた。
ノ「＿＿＿私と、お付き合いしてくださいますか？A様。」
ノボリさんは私を見上げ、まっすぐとした瞳でそう言った。
その目は本当に吸い込まれそうなくらい綺麗で、目が逸らせない。
ノボリさんが私がいいと...私じゃないとダメだって言ってくれた。
たまらなく嬉しい。
私も、同じ気持ち。
ノボリさんじゃないとダメ。
だから私の答えは、もう決まってる。
あ「＿＿＿はい。」
私は泣きながらも笑顔を作り、ノボリさんを見て頷いた。
ノボリさんはそれをみて笑顔を浮かべると取っていた私の手の甲にキスをし、その場で立ち上がる。
そして私を優しく抱き寄せ、私をまっすぐ見つめた。
ノ「＿＿＿愛しています、A様。」
ノボリさんは私をまっすぐ見つめそう伝えると、姿勢を低くし、私にそっと顔を近づける。
私は彼に委ねるように、そっと瞼を閉じた。
＿＿＿この人となら、これから何があっても大丈夫。
何があってもお互い支え合って生きていける。
何があっても絶対に離れない。
そう誓うように、私たちは口付けを交わした。
＿＿＿その誓いが永遠に続くようにと祈りながら。
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紗也(#°v°#)(プロフ) - こーんすたーちさん» コメントありがとうございます！最後まで読んでいただけて嬉しいです(*´∀｀*)お盆明け頃に番外編作成予定なのでぜひまた遊びに来てください♪ (2022年8月10日 23時) (
レス) @page31 id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
こーんすたーち(プロフ) - 完走おめでとうございます！数日前から追っていた者です。とっっても、とっっっっても素晴らしいお話をありがとうございます！！！ (2022年8月10日 19時) (レス) @page32 id: 681b311940 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也(#°v°#)
| 作成日時：2022年8月7日 19時
