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―『＿＿＿ご安心ください、お客様。
私が必ずお守りします。
あなた様も、そちらのイーブイも...
安全運転で救ってみせます。』
＿＿＿あの時のお兄さんも、そうやって私を守ってくれた。
私とイーブイを、救い出してくれた。
＿＿＿ああ、そうだったんだ...
私の初恋の人はずっと傍にいたんだ。
ノボリさん...
初恋のお兄さんがノボリさんだと知ると、私の目から勝手に涙がボロボロと零れ落ちる。
ノ「＿＿＿！A様、どうされたのですか！？どこか...お怪我をされたのですか！？」
あ「＿＿＿いいえ、いいえ...違うんです。」
______どうしよう、涙を止めようとしても溢れてくる。
止められない。
ノ「＿＿＿。」
―私がそうやって涙を止められないでいると、ノボリさんは私を軽々と抱き上げる。
あ「＿＿＿ノボリさん。」
ノ「＿＿＿必ず、ここから救い出します。A様もイーブイも。
超特急でここから抜けますので、A様はイーブイを離さないでください。」
あ「＿＿＿はい。」
私がノボリさんを見つめて頷くと、ノボリさんは薄く微笑みかけ、また真剣な顔で前を向く。
ノ「＿＿＿シャンデラ、脱出致しますよ！出口まで誘導を頼みます。」
「デラッシャ！」
ノ「＿＿＿出発進行！」
ノボリさんはシャンデラに導かれながら、出口を目指し走り出した。
私は彼に言われた通り、イーブイが離れないようにイーブイをしっかり抱きしめる。
＿＿＿ノボリさん。
私はそっとノボリさんの横顔を見つめた。
＿＿＿あの時も、こうやって抱きかかえられて助けられた。
あの時と同じ横顔だ...
どうして一緒にいたのにすぐ気づけなかったんだろう。
忘れるわけないのに...
あの時私を助けてくれた、あの後ろ姿も。
あの時と同じ横顔も。
ずっとずっと会いたかった。
私の大好きな、初恋のお兄さん...
私もう、この人と離れたくない。
ずっと一緒に居たい...
ノボリさん...
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紗也(#°v°#)(プロフ) - こーんすたーちさん» コメントありがとうございます！最後まで読んでいただけて嬉しいです(*´∀｀*)お盆明け頃に番外編作成予定なのでぜひまた遊びに来てください♪ (2022年8月10日 23時) (
レス) @page31 id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
こーんすたーち(プロフ) - 完走おめでとうございます！数日前から追っていた者です。とっっても、とっっっっても素晴らしいお話をありがとうございます！！！ (2022年8月10日 19時) (レス) @page32 id: 681b311940 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也(#°v°#)
| 作成日時：2022年8月7日 19時
