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−Aside−
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―私はノボリさんに指摘されると、自分の右足首を見る。
あ「あ、はい。アンクレットです。」
___そっか、いつも私ブーツとか履いてるから...
私はいつもブーツや足首が見えないタイプの靴を履いていたため、アンクレットを着けていても自然と見えないようになっていた。
そっとそのアンクレットを外すと、自分の手のひらにそれを乗せる。
あ「___これは、私の大事な宝物なんです。」
ノ「宝物...」
あ「はい!ライモンシティで初恋の人がいるってお伝えしましたよね?
その初恋の人からもらったものなんです、このアンクレット...」
ノ「___。」
このアンクレットも、あの出来事も...私にとっては宝石みたいに大事な思い出だ。
私はノボリさんに『あの時の出来事』を話し始めた。
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―あ『___お兄さん!お兄さん、私とイーブイのこと…助けてくれて本当にありがとう!』
『いいえ、駅員として当然のことをしたまでですよ、お客様。』
あ『…私、私…!!!お兄さんのお嫁さんになりたい!!私が大きくなるまでお兄さん、私のこと...待っててくれる?』
『え___?ふふ、おやおや。これは可愛らしいお嬢さんに結婚を申し込まれてしまいましたね。
それでは私は、その時までにお嬢さんにふさわしい男性になっていないといけませんね。』
あ『___お兄さん、また…会えるかな。』
『ええ、きっと会えますよ…お客様が私のことを忘れない限り。』
あ『___!忘れない、忘れないよ!いつか必ず、また私…お兄さんに会いに行くから…!!』
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―あ「___いつかまた会おうねって、そのお兄さんが約束の印としてくれたんです。
このお星様のアンクレット。
それ以来、私にとって...本当に大切な宝物なんです。」
私はそのアンクレットを大事に握る。
あ「このアンクレットを身に着けていると...本当にいつかお兄さんに会えると思って...
それで___。」
___ぎゅうっ
あ「___。」
私が話を続けていると、静かに聞いていたノボリさんは...
驚くくらい私を優しく抱きしめた。
あ「___ノボリさん?」
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紗也(#°v°#)(プロフ) - mofuさん» コメントありがとうございます!ここまで読んでいただけて凄く嬉しいです!ありがとうございます(*´∀`)♪あたしも87話はお気に入りのシーンです!! (2022年8月21日 7時) (レス) @page28 id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 追記、87話めっっちゃ良かったです!!(〃∇〃) (2022年8月20日 21時) (レス) @page31 id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 紗也様こんばんわ(^^)夢中になり二章の途中から、三章まで一気に読んでしまいました…!!あと少しで最終だと思うとかなり辛たんです(ノД`)シクシク でも楽しみにしてます!笑 (2022年8月20日 21時) (レス) @page31 id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗也(#°v°#) | 作成日時:2022年8月1日 10時