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―ポケモンセンターへたどり着くと、シャンデラは処置室へと運ばれた。
私たちは処置が終わるのを静かに待っていた。
ノ「＿＿＿。」
隣に座るノボリさんがずっと俯いている。
ぎゅっと握りしめるその拳は、かすかに震えていた。
あ「＿＿＿ノボリさん。」
私はそっと彼の拳に手を添える。
あ「信じましょう、きっと...大丈夫です。」
ノ「A様...すみません。せっかくのお休みにこんな...」
あ「いいんですよ、謝らないでください。」
＿＿＿ノボリさん、他のことを気にする余裕今はないはずなのに。
私のことを気にして...
無理、してほしくない...
―ウィーン
処置室の扉が開き、ジョーイさんが出てきた。
あ「ジョーイさん！シャンデラの状態は...？」
「＿＿＿すごく言いにくいのだけれど、シャンデラは今...危険な状態よ。」
ノ「え...」
「実は、ここ最近大雨のせいで毒に効く薬草もモモンのみも入ってきてないの。
最前は尽くしたけど、薬草かモモンのみがないと...」
あ「＿＿＿そんな。」
ノ「＿＿＿。」
ノボリさんは黙って処置室に進んでいき、ガラス越しにシャンデラを見つめた。
シャンデラ...苦しそう。
「デラ...デラッシャ...」
ノ「＿＿＿シャンデラ。」
ノボリさんはシャンデラを見つめたまま...静かに肩を震わせる。
＿＿＿ノボリさんにとって大切なパートナーだもの、シャンデラは。
もし助からなかったら...
あ「っ...」
私はポケモンセンターの出入口へ向かった。
「フィ―ア？」
「ブラッ」
あ「＿＿＿ニンフィア、ブラッキー。私、必ず戻ってくるから。
二人はノボリさんと一緒にいてあげて。」
私は二匹にそう言うと、出入口へ向かって走り出した。
ポケモンセンターを出ると、ある場所へ向かって無我夢中で走り出した。
「フィアッ！フィーアッ！！」
＿＿＿あの人のために何かしてあげたい、あの人のために...！！
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紗也(#°v°#)(プロフ) - mofuさん» コメントありがとうございます！ここまで読んでいただけて凄く嬉しいです！ありがとうございます(*´∀`)♪あたしも87話はお気に入りのシーンです！！ (2022年8月21日 7時) (
レス) @page28 id: 00f1a90a19 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 追記、87話めっっちゃ良かったです!!(〃∇〃) (2022年8月20日 21時) (レス) @page31 id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
mofu - 紗也様こんばんわ(^^)夢中になり二章の途中から、三章まで一気に読んでしまいました…!!あと少しで最終だと思うとかなり辛たんです(ﾉД`)ｼｸｼｸ でも楽しみにしてます!笑 (2022年8月20日 21時) (レス) @page31 id: ee0db38384 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也(#°v°#)
| 作成日時：2022年8月1日 10時
