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夕飯も食べ終わって、お風呂もそれぞれ入って、テレビを観ながらリラックスしていた。


「観てA、美味しそう」

「ほんとだ!しかも割と近場じゃないですか!」

「今度行ってみようか」

「ふふ、はい!」


こうやって二人で寛いでいる時間が結構好きだ。

「いつにする?」なんて話をしながら、つくづく幸せだなあと思う。


そのお店の詳細が流れ始めたテレビ画面にもう一度目を向けたそのとき、




「っひ、!」

「ぅわ!」



ドォン、という雷が落ちたのであろう大きな音が私たちの耳を劈き、家中の機械という機械が奏でていた音が全て止まった。

夜なので、当然部屋は真っ暗。
つい先程まで稼働していたテレビも加湿器も、何一つ言わなくなってしまった。


「停電・・・?」

「あーあー、これ落ちたの近いんじゃない?」


しょうがねえなー、とブレーカーを再度上げようと私の隣を立つ入野さんに、この状況で一人ソファに残されるのに恐怖を感じた私は、入野さんの後をついて行った。


「A、これ持ってて」


懐中電灯モードにした携帯を入野さんの手元に向けると、入野さんはその明かりを頼りにブレーカーを上げた。


が、部屋の電気は戻らない。


「・・・これどっか電線やってんのか」

「じゃあ今日ずっとこのままですか・・・?」

「折角泊まりに来た日に、災難だなあ」


仕方ないから早いけどもう寝ようか、と私の頭にぽんと手のひらを乗せる。

いやいやこれ、単に添い寝したいっていうのだけじゃなくて普通にこの中一人で寝るの怖いよ・・・!?


ちょっと勇気が要ったが、羞恥心のなか、入野さんの服の裾を少し掴む。


「ん、どした?」

「・・・一人じゃ、寝れない・・・」

「あー・・・」


やっぱりそうだよなあ、と頭を掻く入野さん。

困らせてしまったかなと顔を覗き込むが、真っ暗で何も見えない。


十秒ほど考えた入野さんは顔を上げて、


「よし、寝よう。一緒に」


と言って、私の手を引いた。


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設定キーワード:kiramune , 入野自由 , 男性声優   
作品ジャンル:恋愛
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真桜(プロフ) - 莉兎さん» いえ…!!ラジオは入野さんの素が出ますもんね笑 入野自由cv.入野自由って結構きます笑 毎回読む度に心拍数が凄くて…笑 本当に大好きでお気に入りの作品です!!勿論です!応援してます! (6月2日 21時) (レス) id: 18be0f9570 (このIDを非表示/違反報告)
莉兎(プロフ) - 真桜さん» コメントありがとうございます。実はそれを1番意識して書いているのでそう言って頂けてとても嬉しいです…!ラジオの聞きすぎでしょうか、脳内で自動再生されたCV入野自由を頼りに執筆しております(笑)これからもご愛読、ならびに応援よろしくお願い致します!! (5月26日 20時) (レス) id: ba3d0050a9 (このIDを非表示/違反報告)
真桜(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いてます…!!私の勝手な偏見なんですけど、入野さんこういう口調っぽそうだなーとか、こういう行動しそうだなーって思って本当に凄いなぁって思います!毎日更新楽しみにしてて…お受験でお忙しいと思いますが、受験合格応援してます! (5月26日 20時) (レス) id: 18be0f9570 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 莉兎さん» ありがとうございます。いつか機会があればお願いします。 (5月26日 17時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
莉兎(プロフ) - りささん» 謝ることないですよ(・・;)お気になさらないでください、、! (5月26日 16時) (レス) id: ba3d0050a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:莉兎 | 作成日時:2019年4月22日 0時

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