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ゾ「Aが看病してぇや」
いかにもだるそうな弱々しい声。え、けど…と反論しようとしたが、頼むどうにかぺ神を納得させてきてぇや、あいつに看病されるとまともな事が起きんからと言ってきた。こんなに弱っている人の頼みごとなど断りにくい。しかも、一応 お付き合いしているしなぁとAは思い悩んだ挙句仕方なく自分が看病するようにしんぺい神に伝えに言った。
Aは明日休みで予定も無かったが、どうやら彼の所為で休日の少しの時間を犠牲にしなければいけない。しかし、彼女はあまり嫌がる事なく淡々と彼の看病をする様だ。
『ゾム？食欲ある？雑炊作ってきたけど……』
ゾ「食う」
すると、ゾムはあーんしてと言わんばかりに自分の口を指差す。Aはきっぱりと断ろうと思ったが断れず。食べさせてあげた。
ゾ「これAが作ったん？」
こくんとAは頷いた。料理は得意ではないが簡単なものなら作れる。彼が美味しいと言ってくれていつもの様な笑顔を見せてくれて嬉しかった。
『今日はもう寝て。今は夕方だから夜になったらまた来るね』
ゾ「おん、ありがとな、ほんまに」
『いえいえ』
失礼しますと言い部屋を出るA。それを見送ったゾムは一人きりになり少し寂しさを感じながら、眠った。
夜、Aがまた訪ねて来た。水と薬を持って来て、汗でベタベタになった体をお湯で濡らしたタオルで丁寧に吹いてくれた。熱を出した俺をこんなに手をかけてくれることが嬉しすぎて今すぐにでも抱き締めたいと思ったゾムは病人なのでそんな事してはいけないと自分に言い聞かせた。
ゾ「なぁ、A」
『何？』
ゾ「好きや」
ぼっと頬を赤くさせるA。相変わらず初々しい反応するなぁとゾムは笑う。
ゾ「今度はAのわがまま聞いたるから、考えといてな」
ニシシと笑う彼を見てAは顔を赤らめ俯いたまま頷いた。
翌日、体温計で体温を測るとすっかり熱は下がっており、調子も元に戻ったゾムだったが、Aに
『念のため今日も安静にしてて。あと、様子を見にしんぺい神さんが診てくれるそうだよ』
ゾ「え、マジで？」
ゾムは背筋がゾッとした。
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雪だるま(プロフ) - 傘お化けさん» コメントありがとうございます！ゾムさんは推しますよもうしんどい。続編、新作を待っていただける読者さんの声を聞けて大変嬉しい限りです。長い間待たせるかもしれませんが新しい作品が作れるよう努めてまいります。最後までお付き合いありがとうございました！！ (2018年7月19日 23時) (
レス) id: a79d36039b (このIDを非表示/違反報告)
傘お化け(プロフ) - コメント失礼します！私もゾムニキ最推しでゾムのお話ばっかり書いています。完結、おめでとうございます！続編が出たら読ませていただきます！もちろん、新作の場合も読みます！これからも頑張ってください (2018年7月19日 23時) (レス) id: 4b6ec1c8eb (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま(プロフ) - ぺんぺけさん» コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けて大変励みになります！毎日投稿頑張るんで楽しみにしててください。 (2018年7月3日 11時) (レス) id: a79d36039b (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぺけ - コメント失礼します。夢主さんとzｍさんの関係いいですね！好きです、これからも頑張ってください！ (2018年6月30日 12時) (レス) id: 84b17b0d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪だるま | 作成日時：2018年6月24日 1時
