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18話 ページ18

グ「そうか、出発は1ヶ月後だ。詳細はゾムに説明した。分からないことがあったら隊長であるゾムに聞くと良い」
『了解しました』
グ「いいか?ゾム?」
ゾ「あぁ、ええでそれで」

総統室を出た2人。どうやらゾムはAが同行する事にやや乗り気ではないようだ。

『任務に同行する事になったから、とりあえずよろしく』

Aは部屋に戻ろうとしているゾムの背中を呼び止めた。ゾムはあぁと一言言って片手を振って振り返ることもなく行ってしまった。

『ちょっと、悪い事しちゃったかな』

好きな人を危険な目に合わせたくない気持ちはわかるけど、私は私で彼のなんらかの役に立ちたいとAは考えている。まして、任務でバディを組む事は滅多になかった為役に立てるチャンスだと思ったのだ。

翌日から、任務の準備を着々と進めた。まずは他国の地理から調べることとなった。Aは早速、図書館から地図を借りてゾムのところまで持ってきた。

ゾ「情報はやっぱり首都の方が集めやすいけどな」
『数回行ったことあるんでどうにかなるよ』
ゾ「ほんまに?いつ行ったん」
『我々国に来る前に就てた国の仕事で』
ゾ「なら結構情報知っとるんやない?」
『う〜〜ん、行った当時は数年前だったから。今の状態はわからない』
ゾ「そうか、そりゃそうだよな〜。軍事について詳しく調べろって言うから、基地に潜入せなあかんな」
『そうだね』
ゾ「潜入は俺に任せろ。Aは街とかで情報収集してくれ」
『了解』

任務の準備は順調に進んで任務当日となった。ユキは出発前にロボロに呼び止められた。

ロ「A!ちょっとええか?」
『はい、何でしょうか』
ロ「急に呼び止めてごめんなぁ。これゾムに頼まれてな」

そう言って、渡してきたのは耳につけるだけの小型インカムだった。

『ありがとうございます』
ロ「これ使って連絡とってな」
『了解しました』

ロボロはこのインカムについて簡単に説明した。いざという時に使ってほしいとのことだ。潜入調査の時は使用していると怪しまれる為、目立たないところに持っておく事となった。そして、ゾムとAは我々国を出発した。

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雪だるま(プロフ) - 傘お化けさん» コメントありがとうございます!ゾムさんは推しますよもうしんどい。続編、新作を待っていただける読者さんの声を聞けて大変嬉しい限りです。長い間待たせるかもしれませんが新しい作品が作れるよう努めてまいります。最後までお付き合いありがとうございました!! (2018年7月19日 23時) (レス) id: a79d36039b (このIDを非表示/違反報告)
傘お化け(プロフ) - コメント失礼します!私もゾムニキ最推しでゾムのお話ばっかり書いています。完結、おめでとうございます!続編が出たら読ませていただきます!もちろん、新作の場合も読みます!これからも頑張ってください (2018年7月19日 23時) (レス) id: 4b6ec1c8eb (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま(プロフ) - ぺんぺけさん» コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けて大変励みになります!毎日投稿頑張るんで楽しみにしててください。 (2018年7月3日 11時) (レス) id: a79d36039b (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぺけ - コメント失礼します。夢主さんとzmさんの関係いいですね!好きです、これからも頑張ってください! (2018年6月30日 12時) (レス) id: 84b17b0d54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪だるま | 作成日時:2018年6月24日 1時

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