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「ここまで長々ご清聴いただきましてありがとうございました」
ここは青城との練習試合から帰るバスの中。
聞き終えたみんなはと言うと、田中や日向なんかは泣いてるし、他のみんなも口々に私へ励ましの声をくれた。
「あ、思い出しました」
「Aさんの名前どこかで聞いたことあったと思ってたんスけど、俺が１年の時及川さんが別れたとかで確か凹んでました」
「その日以降も会いたいとかなんとか言ってた気がします」
急に影山が喋りだすと、私の名前だけそういえば知っていたという。
「その時は及川さん未練めちゃくちゃあるし、そんな好きな人と別れたんだなと思ってましたけど、別れてなくてなんか、よかったです」
表情も変えず淡々と話しているが…
影山最初は本当やばい子かもとか思っちゃってごめんね、とってもいい子だった！
*
菅原side
及川がAを抱いて"彼女"と言った時、思考が止まった。
今まで自分でも脈アリなんじゃないかって期待してた。Aも俺のこと好きなんじゃないかって。
でも違った。俺と出会うずっと前からあの２人は出会っていて、長い間想い合っていたんだ。
畜生、１つも入る隙がないじゃないか。
練習試合の時、Aの顔色が悪かったのも今までの話を聞いて納得をした。
未だに克服出来てはいないのだろう。
それならなんで今、付き合ってることを言い始めたのだろうか？
「Aは付き合ってること言っていいって言ったのか？」
「それが、最近確かに彼女ってもう言いたいって言われてたんだけど、いいとはいってないのよね。
有耶無耶になって話終わったから解決してないはずなのだけど」
まあ帰ったらそのお話をするつもりと怖い笑顔で笑っていた。
「帰ったらって？」
「ああ、私１人暮らしじゃない？ほぼ徹家に来るから」
「え、一緒に住んでるんスか？」
「住んではないけど、あれ住んでるのかな？まあ家に帰る方が少ない気は…しないこともない…」
「マジかー…」
彼氏がいるということに加えて、一緒に住んでいる情報。
得る情報が多すぎる上に、全ておいてのショックがデカい。
「あ、あと、徹が生意気言ってごめんなさい。」
きっと試合中のレシーブの話だろう。
「いやいいんだ、確かに及川の言う通りだし。
けど… そろそろ戻ってくるはずなんだ」
「烏野の守護神」
大地の言う守護神という言葉に、俺はまた少し胸を痛めた。
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ゆう(プロフ) - つーぼさん» コメントありがとうございます！！予想大正解です！これからも色々予想しながら楽しんでもらえるように頑張って書いていきます！ (2020年8月12日 17時) (
レス) id: 9433685385 (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - この展開好きすぎる私予想が着いた1年間東京にいた私は音駒の誰かと知り合いです。的なやつぅ？！ (2020年8月12日 8時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！！楽しんでいただけるようなお話書けるように頑張ります！ (2020年8月11日 17時) (レス) id: 9433685385 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 更新楽しみにしてます、！！ (2020年8月11日 15時) (レス) id: 807814b20a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 一樺さん» わあ！嬉しい！！ありがとうございます！ (2020年8月11日 13時) (レス) id: 9433685385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2020年8月2日 23時
