121.光輝・海司・TAICHI ページ21
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『えっ、光輝くんに海司くん……？
TAICHIさんも……』
明らかに不信な目を向けてくるAに、光輝たちは焦って否定をする。
光輝「ま、待ってAさん！」
海司「誤解です！！」
『………何が？』
女子B「誰、この子？
早くカラオケ行こうよ！」
『カラオケ？』
女子C「私たち、今この子達にナンパされちゃって〜。」
光輝「は！？」
『…………。』
女子A「だから、もう行くわね。
さ、行きましょ。」
女子大生たちは、そのまま光輝たちを連れていこうとしたが、TAICHIがその腕を掴んだ。
女子A「……なに？」
TAICHI「いや〜、カラオケ行きたいのは山々なんだけどさ、やっぱやめとくわ。」
女子C「え〜、何で〜？」
TAICHI「っつーか、コイツら高校生だし。真面目な優等生さんに見つかっちゃ、諦めるしかないって。」
高校生という言葉に怯んだ女子大生たちは、少しテンションが下がったのか、先程よりも低い声で捨て台詞を吐きながら去っていった。
TAICHI「ってことで。俺ももう行くわ！またね、Aちゃん。」
『あ、はい、また演技審査の時に。』
光輝「ええっ、ちょっと！」
海司「誤解解いてって下さいよ！」
２人の叫びを聞きながら、TAICHIは後ろ手に手を振って行ってしまった。
『………で、２人は演技の練習するんじゃなかったの？』
光輝「いや、そのっ！」
『理事長が勝手に選んだとは言え、やるからには本気でやってると思ってたのに……』
海司「ちゃんとやってますって！」
『光輝くんまで、そんなにチャラチャラしてると思わなかった……』
光輝「えええっ！？ちょっ、ちが………
海司〜！」
海司「…………」
去っていくAを引き留めれずに、海司に泣きつく光輝だが、海司は海司で腑に落ちない顔をしていた。
海司(さっきの言葉………。俺はチャラく見えるってことか？
ってか、Aさんは何で怒ってたんだ？練習サボってたからか？それとも………)
光輝「おい、海司ってば！！！」
海司「えっ？ああ、明日学校で誤解解くしかねえな。」
光輝「信じてくれるかな？」
海司「多分………。」
映画など見る気分ではなくなってしまった２人は、そのまま家路についたのだった。
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うみか(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます！これからもネクストには活躍していただくので、よろしくお願いします。 (2021年7月29日 21時) (
レス) id: 81b182e416 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新ありがとうございます！いっちゃん好きなのでなんなほっこりします (2021年7月29日 1時) (レス) id: 333f181d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみか | 作成日時：2021年7月27日 0時
