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102.GW明け ページ2









週明け、学校へ行くと、また理事長からの呼び出しがかかった。





ハル「今度は何だよ〜、少しぐらい間隔開けようぜ?」



理事長「大丈夫ですよ、次の審査は6月の終わりです。
今日伝えておきたかったのは、準備期間が必要だと思ったからです。」



葵「一体、次は何をするのです?」



理事長「次回の審査は、演技審査です!
みなさん、演技の経験がない人がほとんどですよね?
なので、審査の日までに色々な台本を読んで練習しておいてください。
この部屋にたくさんありますので。」




理事長が指差した本棚に目をやると、過去の演劇部や文化祭の出し物と思われる劇の台本が、たくさん収納されていた。




理事長「演技審査は、隣町のホールで、観客の前で行います。」



竜「は!? マジかよ!?」



理事長「課外活動の合宿でのSNSがかなり好評でしたからね、チケットは争奪戦になるかもしれませんよ。」





ホクホクと嬉しそうに笑っている理事長とは反対に、みんなは不安そうな顔を見合わせていた。






光輝「うあぁぁぁ、演技とかぜってえ無理だぁぁぁ!」



竜「俺も………」




王子活動教室を出ると、まるで息を止めていたかのように、光輝と竜が大きな溜め息をついた。




『理事長の話だと、今後もっと有名になった時に、王子をちゃんと演じられるようにってことだけど……』



竜「……んな必要あんのかよ。」



陸「まあ、確かに素のままで認めてもらいたいよな。」



海司「それじゃあ、朱雀さんたちに勝てねえじゃん。」



竜「何だよ、お前王子選手権で優勝したいのか?」



海司「まあ、やるからにはね。」



尊人「それは俺もだ!
よし、みんなで協力して練習頑張ろうぜ!」





やるからにはちゃんとやる、そういう真面目な人ばかりだ。


光輝や竜も、尊人の言葉に力なく同調した。




((ネクストはダンスの練習もしたいだろうに、大変だなあ……。
それを言ったら、京極兄弟も家の手伝いあるし、私に出来ることはたくさん協力しよう!))





『あっ、私に出来ることがあったら何でも言ってね!
協力させて!』



尊人「おう、さんきゅ!」



光輝「Aさんが応援してくれるなら、俺頑張ります。」




不安そうな顔をしていた面々も、Aの言葉に少し救われたようで、優しい笑顔を向けてくれた。





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うみか(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます!これからもネクストには活躍していただくので、よろしくお願いします。 (2021年7月29日 21時) (レス) id: 81b182e416 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新ありがとうございます!いっちゃん好きなのでなんなほっこりします (2021年7月29日 1時) (レス) id: 333f181d63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うみか | 作成日時:2021年7月27日 0時

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