私の恋人はキムミンギュ (ページ11)

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『あーーーーーー、もう、ほんとにあの人は･････』

今日の下校はなんだかいつもより疲れた気がする。
ミンギュくんに翻弄されてばっかりだ。手玉にとられてる。

ほんと、なんであんなに彼がモテてるのか今日1日で充分わかった。ルックスはもちろんだし、女慣れしてる。
普通の女の子にもしてるのか、意識してる相手だけなのかは分からないけど、あれを真に受けて落ちない人いないよ。

『だってかっこいいもん!!ずるい!!』

『顔はいいし!! 背も高いし!!』

『ちんちゃてばーーーーーーーーーー!!!』

私がこんなに軽い女だと思わなかった、自分でもショックなくらい。尻軽すぎる。

･････いや、今まで向けられたことが無い感情だからびっくりしてるだけなのかな。うん、そうだそういうことだ。
でも、やっぱりミンギュくんの一言一言にドキドキしてしまっている事実は変わらない。

『なんなのもう････あ、カトク････』

着信音がして、震える端末を手に取った。

液晶画面を見てひっくり返る私。宙を舞うスマホ。
さっき連絡先を交換したばかりのミンギュくんからだった。

민규今日たのしかった!ありがと>ㅁ

민규またいきなりなんだけどさ

민규明日の朝とかは一緒に登校できたりする??

朝････か

朝はそれこそクラスの人たちに見つかる可能性大だ。イムハヨン達に見つかるのも嫌だし。本人たちに見つからなくても、噂話とかで知られるのもなあ････

なんてったって、相手はキムミンギュくんなんだし。

イムハヨン達の顔を伺って断るのもなあ････
でもこれでミンギュくんの評判が下がったりしてもなあ････

A明日は別の友達と一緒に行くって約束してるんだ

Aごめんね

『ごめんよミンギュくん････私が不甲斐ないばっかりに････』

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