BTS 僕らのたった一人のヌナ (ページ30)

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僕らの涙ページ30

HS「ちょっとちょっとちょっと！！！マネヒョンあれ大丈夫ですか！？」

MH「まー大丈夫だろ！下マットだし！」

JK「いや、マットなんて信用出来ないですよ！！！僕が受け止めに行きます！！」

SG「おい、落ち着けグガ…」

JN「二人とも怪我しないといいけどね…」

緊張した面持ちでメンバー達は

Aとテヒョンの撮影を見つめる

『ねえ…テヒョン…私死ぬのかな…なんかメンバーがお葬式の様な顔で見てるんだけど…』

TH「みんな僕らのシーンの撮影が気になるんじゃない？」

『いや、そりゃあ気になるよね…なんせ私が真っ逆さまに落ちるんだから…もうなんか落ちる時にパンツが映らないかとかいう心配なんて出来なくなってきた…』

TH「大丈夫だよ！Aヌナ！パンツが写ったらもう1回撮り直せばいいんだよ！」

『あんた…本当に悪魔だな…』

TH「え？」

「じゃあいきまーす」

NM「あれ、Aヌナにとっては怖いよね…落ちるタイミングはテヒョン次第ですもんね…」

JN「あー確かに！」

Aヌナの目の前にカメラが近づいてくる

そして隣のテヒョンが

カメラに気づいたような演技で振り返る

そしてニヤリと笑い

Aのお腹から脇にかけて手をかけ

落ちていくとそれとともに少し遅れて

Aの身体が傾き一緒に消えていった

「カーット！」

「「「「「「あはははははは！！！」」」」」」

カットの声とともに笑い出す6人

SG「ちょwwwあいつの顔www」

JK「最高でしたねwww」

HS「Aヌナ最高の演技だよwww」

NM「ちょっとこればかりはwww」

JN「いやー申し訳ないけどwww」

JM「真剣だったとは思うんだけどwwごめんねww」

笑っている6人を横目に死んだような顔で

モニターを確認するA

その横のテヒョンは笑いながら

TH「Aヌナ！最高のシーンだよ！！！」

と言いAに抱きついている

確かに撮れたシーンはとても最高だった

テヒョンに身体をひかれたAは

一瞬びっくりした表情をし

その後泣きそうな顔をして

最後には目をつぶって落ちていく

ほんの数秒に全ての表情が詰め込まれていた

『監督…パンツ映ってないしもうこれでいいですよね…』

「いやー最高だよ！ありがとう！！！」

『とりあえず次のシーンは精神的に落ち着くまでちょっと待ってください…』