俺を忘れないで。【ゆり組】 (ページ3)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:43,741 hit

# dt ページ3

2019年1月。
俺ら6人は滝沢くんに呼ばれ、事務所に来ていた。

阿「滝沢くんが俺らに用事って何だろ。ふっか何か聞いてないの？」

深「ううん、何も。詳しい事はそん時話すって言ってた」

佐「俺嫌な予感すんだけどー」

今日もあるアニメの「嫁」らしいキャラクターのTシャツを着ている佐久間が突然、そんな事を言った。

渡「ちょ、やめろよ。何か怖いんだけど...」

岩「てか佐久間。滝沢くんに会うんだからそのTシャツ着んなよ」

佐「む、なんだって！？嫁の悪口言う気かっ！？」

渡「佐久間うるさい。...涼太？」

先程から全く喋らない俺に翔太は顔を覗き込ませた。
俺を心配してくれている時の表情は昔から変わらない。

舘「何でもないよ。どうしたの、心配してくれたの？」

渡「なっ...！ばかじゃねーの！？そんなんじゃないし！」

佐「翔太耳真っ赤じゃん！」

阿「...ゆり組だぁ、(合掌)」

佐久間は翔太を指差し、ケラケラ笑い出した。
その横で阿部はなぜか俺らに向かって合掌をしている。

深「ほんとに阿部ちゃんはゆり組好きだねぇ。...でも、もう少し静かにね。特に佐久間」

佐「了解でやんす！」

深「だから声がでけーんだよ...」

.

.
ｺﾝｺﾝｯ
「どうぞ」

S「失礼します。SnowManです」

滝沢くんに指定された部屋に入ると、そこには滝沢くんと俺らSnowMan以外のジュニアが3人いた。

「宇宙six」の目黒蓮。

「関西ジャニーズJr.」の向井康二。

そして、

15歳の高校生、「少年忍者」のラウールだ。

S「...」

滝「いきなり呼び出して悪いな。話ってのはこいつらの事なんだ」

滝沢くんが3人の方に目を向ける。
そしてそのまま、話を続けた。

滝「実はな...SnowManにこいつらを加入させたいんだ」

S「え...？」